関東はダブル高気圧で7月早々に再び猛暑到来へ
関東の猛暑は和らぐ
きのう24日(月)は、栃木県の佐野で36.8度まで上がり、ことし全国で一番の暑さとなったほか、千葉県牛久で36.4度、埼玉県寄居で36.1度、群馬県桐生で36.0度など、関東は内陸を中心に、35度以上の猛暑日となりました。
きょう25日(火)も、関東では33度以上の厳しい暑さが続いていて、東京都心も31.8度まで上がり、ことし早くも6回目の真夏日となっています。ただきのうのような猛暑となった所はありませんでした。あす26日(水)も内陸を中心に、厳しい暑さとなる所はありますが、猛暑日となるような予想とはなっていません。
今度、関東地方に猛暑が到来しそうなのは、7月早々となる来週の週明けとなりそうです。
7月早々に再び猛暑到来へ
ウェザーマップが発表している予想最高気温をみると、梅雨前線の影響で雨の降るあさって27日(木)から28日(金)にかけては、おおむね30度未満の予想となっていますが、週末から再び気温が上昇し、週明けの7月とともに猛暑が到来する予想です。
最も高い予想となっている埼玉や群馬では、再び体温並みの36度から37度位まで上がる予想で、より暖気の勢力が強まったり、より晴れる時間が長かったりした場合は、38度から39度位まで上がる可能性もある予想となっています。
7月早々にダブル高気圧が本州付近へ張り出す
なぜ猛暑がやってくるのかというと、南や西から強まってくるダブル高気圧に覆われるためです。夏の暑さをもたらす高気圧には2種類あり、南から張り出してくる太平洋高気圧と、もっと上層に大陸から張り出してくるチベット高気圧があります。よくダブル高気圧などとも言われますが、これらダブル高気圧に覆われると上層までしっかりとした高気圧が形成されるため、晴天猛暑が長く続くことが多くなります。
上図7月3日(水)のように、来週の週明けから中頃にかけては、このダブル高気圧が強まり、関東以西では夏空が広がり、真夏到来を思わせる晴天猛暑がやってくる予想となっています。このような状態が長く続くことが予想されれば、あまりにも早すぎる梅雨明けが検討されるかもしれません。
ダブル高気圧は衰弱する?
最新のダブル高気圧の予想をみると、来週後半にはやや衰え、南の海上へ勢力が衰退する予想となっています。ですから、関東では晴天猛暑となっても、おそらく梅雨の晴れ間として過ぎ去る可能性が高いかもしれません。
ところが、九州や四国など西日本は、太平洋側を中心に、ダブル高気圧の勢力下で推移する可能性もあるため、梅雨明けの検討がなされる可能性も十分に考えられます。今後のダブル高気圧の勢力などに注目です。(関連記事)