韓国中継に小平奈緒とイ・サンファが4年ぶり“再会”のサプライズ登場!?「次の計画はディズニーランド」
「4年ぶりの再会。会いたかった!!!! 永遠のライバルであり同僚でもあり、そして私を平昌五輪まで出場できるようにしてくれた原動力で、支えでもあった永遠の私の親友、五輪チャンプ!」
韓国のソチ五輪とバンクーバー五輪のスピードスケート500メートルの金メダリストでもあるイ・サンファ。彼女がインスタグラムを更新し、小平奈緒との2ショットの写真を載せ、こうメッセージを残していた。
2人は北京で4年ぶりの再会を果たし、熱い抱擁を交わしていたのだ。
イ・サンファは2019年に引退したが、同種目の世界記録保持者で韓国のスピードスケート女王でもある。北京五輪にはKBS(韓国放送公社)解説者として現地入り。
4年前の2018年平昌五輪で金メダルを獲得した小平奈緒と銀メダルのイ・サンファとの友情物語は、日本でもたくさん報じられているが、北京五輪でも2人のやりとりは話題になっていた。
ただ、イ・サンファは解説席から小平の試合を見守るだけで、大会期間中は直接出会うことはなかったが、4年ぶりの再会を果たす。
19日、北京にあるKBSの中継ブースで2人は出会うと、抱き合って涙を流していた。
KBSが公開した映像では「サンファ、チャルチネッソ?(元気だった?)」と小平が韓国語で話しかけると、イ・サンファも日本語で返す微笑ましい姿が見られた。
KBSとのインタビューで小平は、イ・サンファに会ったが必ず伝えたいことがあったという。
「シーズン序盤にサンファがSNSでメッセージを送ってくれて、本当にたくさんの勇気をもらった」。続けて韓国語で「心配してくれてありがとう」と伝えた。
「時間と記録に追われない人生歩んでほしい」
イ・サンファは今にも涙ぐみながらこう返した。
「(奈緒の状況が)私が平昌五輪に向けて準備してきた状況ととても似ていた。奈緒にも力をあげたくて、メッセージを送っていた」
小平も「実際には北京に来るまで、出場できないんじゃないかと思っていた。でもあの時、サンファとファンの応援のおかげで、ようやく出場権を得ることができて、少し希望が見えた」と感謝の気持ちを述べていた。
最後にイ・サンファは、小平にこう伝える。「これからは少し休んで、自分のことをいたわってほしい。時間と記録に追われることがない、そんな人生を歩んで幸せになってほしい」。
冒頭で触れた2人が別れる前に撮った2ショット写真がそれだ。
イ・サンファが残したインスタグラムのメッセージに、小平も韓国語で「ようやく会えたね。うれしかった」と答えると、イ・サンファがすかさずこう返した。
「私たちの次のプランはディズニーランドね!」
東京ディズニーランドに行く計画を立てようと話し合う仲睦まじい2人。競技から離れても二人の友情はこれからも続いていくに違いない。