五月病に注意!ストレスを防ぎ向き合い脱却しよう
こんにちは。アクシス株式会社 代表・転職エージェントの末永雄大です。
中途の人材採用支援をしつつ、月40万人以上の読者を持つ「すべらない転職」という転職メディアを運営している中で、Yahoo!ニュースでは2013年から「働き方3.0」というテーマでキャリアや雇用分野について発信させてもらっています。
五月も中盤、気温も上がり、早くも夏を感じられますね。ゴールデンウイークも明けた今、心と身体の疲れを感じている人も少なくないでしょう。ここで心配なのは「五月病」です。
「五月病」とは、連休明けに心身のバランスを崩した状態のことを指します。やる気が出ない・集中力の低下・不安で眠れないといった症状から、うつ病や軽度の適応障害に発展することもあり、早めに対処していく必要があります。
上記のアンケートから分かるように、「五月病かも」と感じたことがある人は半数を超えています。その中で1割の人が毎年感じると回答しており、五月病自体は誰にでも起こりうることだと言えます。
そこで、少しでも働くみなさまの心を軽くするためにちょっとしたストレスとの向き合い方をご紹介します。
目標は逆算する
五月病の原因の一つに、自分への過度なプレッシャーや期待からくるストレスが挙げられます。
新年度が始まる際に自分に目標を課す人は多いと思います。高い目標を立ててそれに向かってハイペースで頑張りすぎてしまうことで身体的にも精神的にも当然負担がかかります。高い目標を設定することは自分自身の成長のために重要なことですが、それが負担やストレスになってしまっては意味がありません。
目標が負担とならないために必要なことは、目標から逆算した計画と振り返りです。目標が高ければそれに伴って時間も長くかかってしまうことが多いでしょう。その目標だけをみていると、過程の段階ではあまり成長を感じられないこともあり、「自分はまだ何も出来ていない」「このままではだめだ」とマイナスな気持ちに縛られてしまいます。
しかし、全く目標に近づけていないなんてことはないはずです。目標を達成する過程に必要なことを、小さな目標として手前に設定しておくことで、着実に自分は目標達成に近づいているという感覚を持つことが出来ます。また、細かく小さな目標を立てることで、本来の大きな目標への具体的な理解も深まり、最短で理想に近づくこともできるはずです。
私生活の面では、自分なりのストレス発散方法を見つけるのも良い方法です。例えば、通勤時に一駅分だけ歩いてみたり、就寝前に本を読んだり、些細なことでも習慣づけることで気分がリフレッシュすると思います。
生活環境の変化に伴い、生活リズムも崩れがちになります。ストレスや疲労を溜めないためにもいつも通りの生活を心がけることで、心身ともに安定し、五月病からの回復や悪化防止に繋がります。
まとめ
冒頭のアンケート結果からも分かるように、五月病というのは誰もがなる可能性のあるものです。不調を感じたら自身で抱え込みすぎずに、周囲に相談することで共感やサポートも多く得られるかと思います。長期休暇を終えてから「なんか疲労感が抜けないな」と思っている人は五月病なのかもということを視野に入れて自分のことを甘やかす時間と休息をとっていきましょう。