マダニに注意!噛まれたらどう危険なの?わが子が噛まれた時にするべき行動とは…!
暑い日が多くなり、外で遊んだりキャンプに出掛けることも多くなってきましたね!
わが家も先日、キャンプへ行ったのですが、そこで事件が起きたのです…!
キャンプ場で1泊して帰宅後、子どもとお風呂に入っていると、娘の背中にホクロが。
「あれ?こんなところにホクロなんてあった?」と、その1ミリほどの黒い点を触ると少し盛り上がっていました。
(こんなにふっくらしたホクロ今まで気が付かなかったなんて…)そう思ったくらいで気にしませんでした。
しかしその後、娘が背中を触りながら「なんか変」と言うのです。
「だから、ホクロだってば!」そう言ってもう一度よく見てみると、その黒い点には手足が生えていました。
・・・!コレ虫だ!
もしかして、マダニ?!
そう思ったら、一瞬で恐怖が湧いてきました。なぜなら以前【マダニは危険】というニュースを見ていたからです。
ニュースの内容はよく覚えていませんでしたが、私の中で
▷マダニを見つけたら取ってはいけない
▷マダニに噛まれると危険
この2つだけは覚えていました。
娘を怖がらせないように、すぐに着替えさせて救急を受診しました。
▷救急での処置
専用のピンセットのようなもので、マダニを掴んで取る処置をしました。ピンセットで掴んだマダニを回したり左右に動かして慎重に取ります。
無理に取ると、マダニの体の一部が皮膚に残ってしまうため、自分で取ろうとするのはNGです。
娘の場合はピンセットで取ることができましたが、もしピンセットで取れなかった場合、麻酔をして皮膚をえぐって取ると言われました。
救急で抗生剤のお薬(+整腸剤)と塗り薬を処方され、紹介状をもらい、次の日にかかりつけの皮膚科を受診することになりました。
▷皮膚科を受診
次の日に皮膚科を受診すると、噛まれたところを見てもらっただけで終わりました。
ここでマダニについて先生に詳しく聞いてみると、以下のことを教えてくれました。
・噛まれて6~10日ほどは、発熱、発疹、倦怠感などの症状がないかをチェックすること → その症状が出たらすぐに病院を受診すること
・熱などが出た場合、そのまま入院の可能性がある
・怖いのはマダニに噛まれたことによる感染症 → これは噛んだマダニが感染症のウイルスを持っていた場合に発症してしまう(持っていなければ大丈夫)
・マダニからの感染症発症はとても稀なこと
・ウイルスを持っているマダニが発見されている地域といない地域がある
▷マダニは危険
ニュースを見ても【マダニに噛まれると危険】そんなイメージが残っただけで、「自分にはあまり関係ない」と思っていました。
実際娘が噛まれてしまい、ネットで色々と検索してみると【感染症にかかる】【致死率】など、恐ろしい情報ばかりでした。
今回のことをきっかけに、私のインスタグラムで4.3万人の方にマダニに関する情報を聞いてみました。すると、意外にもマダニに噛まれたことのある人は多かったのです!
その中で、感染症にかかったり重症化した方はいませんでした。
中には、噛まれた後に牛肉アレルギーになってしまったという方がいたので、感染症にならずとも、体質の変化がみられる場合もあるようです。
▷マダニを防ぐには
・虫よけスプレーをする(マダニ対応用)→ 時間がたったらこまめにまたスプレーする
・長袖長ズボンを着用
・外出後はお風呂で身体をチェックする
▷マダニの特徴
・噛んだときに麻酔様物質を分泌するため、噛まれても気が付かないことが多い(実際娘も、痛くもかゆくもなかった様子でした)
・噛んでから1週間~10日ほどかけて血を吸い続ける。だんだんと身体が膨らんでいき、満腹になると自ら離れる
・噛みつかれるとなかなか離れません。無理にとろうとするとマダニの体の一部が体内に残ってしまうのでNG
・動物の体や葉、藪に潜んでいる(山奥でなくても、ペットや公園の葉っぱにもいるため注意)
▷まとめ
もしも家族のだれかがマダニに噛まれてしまったら、まずは無理に取らずに病院を受診してください!
「マダニに噛まれた!」というだけで、私はものすごい恐怖と不安がありましたが、噛まれたあとの様子を注意してみることと、感染症にかかる確率はとても低いようです。
しかし、感染症をもつマダニが日本で発見されている地域もあります。まずは自分の住んでいる地域や遊びに行った場所が、感染症を持つマダニがいる場所かどうかを知っておくことも大事です。
まずは噛まれないように予防することです!楽しく夏を過ごすためにも、虫よけスプレーや衣服を意識してお出かけしましょう!