6月は上野動物園のジャイアントパンダ「シャオシャオ・レイレイ」の生まれ月。それに合わせてJR上野駅構内のエキナカ商業施設「エキュート上野」では、パンダフェア「PANDAなモノクロ ～白なの？黒なの？パンダなの？～」を開催中です。
　今回のフェアは通常のパンダ関連イベントとは一味違うとのことで、エキュート上野限定の様々なパンダスイーツが楽しめます。今回はそのいくつかを紹介するほか、一部は試飲もさせて頂きました！会期は7月7日（日）までです。

◆パンダ≒「カワイイ」だけじゃない！最新トレンドに乗ったスイーツ＆グッズを新発売

　台東区内、特に上野ではパンダ関連の展示物・広告・アイコン・グッズを至る所で目にします。エキュート上野でもパンダ関連のスイーツやグッズは既に多く取り扱われていますが、今回フェアは既存のパンダイベントと違う工夫がされているそうです。

　フェア主催者の「上野らしい感動と発見をお届けする施設として、上野にとってかかせない『パンダ』を新たな切り口でお楽しみいただけないか」という模索のなか、既存企画と差別化のため着目されたポイントは「パンダの色（白と黒）」。

　なんでも2024年の食トレンド予測では白黒（モノクロ）が流行と予測されているそうで、それに合わせて白黒（パンダカラー）を前面に出した、オシャレ＆大人向けのスイーツが多数ラインナップされています。

　単にカワイイだけじゃない、洗練されたカッコいい「パンダ」の表現を、いつもと違う目線で楽しんでください！

◆エキナカの本格ロースタリーが贈る、大満足のボリューミーなパンダカフェラテ

　まず注目のスイーツとして、上野駅の改札内にあるコーヒースタンド「ソーシャルグッドロースターズ」の白玉黒蜜カフェラテ（800円）からご紹介。

　こちらのお店は改札内3階（ホームから階段を上がった階）公園口通路の3・4ホームと5・6ホームの間にあり、世界中から豆を厳選した浅煎り〜深煎りの本格焙煎コーヒーを、駅にいながら楽しめます。オープンは2024年3月で、今回のようなフェアへの参加は初とのこと。東京・神保町の福祉施設から生まれたお店で、『人を中心に考える』をコンセプトに、障がいの有無にかかわらず生産～焙煎～提供の全工程に関わる人々への利益循環を目指しているそうです。

　こちらのお店では以前より商品にパンダを採り入れており、上野店での人気商品は、パンダのイラストの「ウエノ・ブレンド」。このパンダをきっかけにお客様との会話が弾むことも多いそうです。

　また、パンダフェアではオリジナルトートバッグ付きのコーヒーギフトセットを販売のほか、白玉黒蜜カフェラテをご注文の方にはパンダステッカーも配布しております。

　なかでも最注目は今回の白玉黒蜜カフェラテ。こちらはエキュート上野限定の商品になります。

　特製カフェラテの上にホイップクリーム＆シロップ漬け白玉が乗り、そこへ黒蜜とココアパウダーをトッピング。仕上げにオレオ2枚でパンダの黒い耳を表現という、なんとも甘々でゴージャスなドリンク。今回は特別に、こちらのカフェラテを試飲させて頂きました！

　ホイップクリームのコクのある甘味、シロップ漬け白玉のある甘味に、黒蜜の和風な甘味がスムーズに合体。スプーンですくいながら、オレオや白玉、クリームやカフェラテ部分を味わえば、1杯で何通りもの甘味を堪能できます。

　ボリュームはかなりのもので、飲むというより食べる感覚。白玉と黒蜜、エスプレッソとミルク、２つの白黒のマリアージュが楽しめます。

　なお、「ソーシャルグッドロースターズ」の近くにテーブル等は無いので、買ったらすぐ公園口から外に出て、東京文化会館の近くなどで緑を眺めながら味わうのがベストでしょうか。上野公園さんぽのお供に嬉しいスイーツです。

◆白黒の意外な演出方法に驚き！韓国料理スポットの大人向けパンダ色サワー

　続いては「韓国料理ビビム」の白黒サワー（660円）をご紹介。

　パンダスイーツでアルコール類≒大人限定の商品というのもなかなかにレアな一品で、こちらも試飲させて頂きました。

　お店があるのは、上野駅の公園口から改札外に出たところの2階展望テラス。こちらも店内やテラス部分から、上野公園の木々を眺められます。

　こちらのサワーが運ばれてきた時に驚いたのは、白黒サワーなのに最初は白黒じゃないということ。

　下がカルピス、上が透明なサワーという所に竹炭を入れるという、斬新で遊び心満点のドリンクなのです。取材前は「下がミルクで上は黒ゴマとかかな…？」などと想像していましたが、意外なアンサーでびっくりです。

　竹炭を注いでしばらく待つと、色が上下で綺麗な黒白ツートンに。なお店員さんいわく、竹炭をサワー部分にうまく混ぜるコツは、コップの横を持ってくるくる回すことだそうです。（※この時は、まだマドラーを使わないように注意！上下の色も混ざって、灰色になってしまいます）

　白と黒のコントラストを楽しんだ後は、マドラーでガシガシと上下を混ぜ込み、灰色になったサワーを飲んでみましょう。

　味はスッキリしたカルピスサワーに、爽やかな甘酸っぱさとシトラスフレーバーが絶妙に組み合わさった、独特なもの。今後の暑い時期に飲みたくなるような味です。

　なお、こちらの白黒サワーも先ほどのカフェラテ同様、味わえるのはエキュート上野限定。また、韓国料理ビビムでは他にもお子様にも人気の「お子様パンダビビムパセット」など、パンダのモチーフを採り入れた食事メニューを用意しています。これらの料理と白黒サワーがあれば、家族同士・友人同士でもパンダ談義に花が咲きそうです。

◆エキュート上野のあちこちにスマート＆ハートフルなパンダスイーツ

　今回は上記のカフェラテとサワーを試飲させて頂きましたが、それ以外にも、今回のパンダフェアでは数多くの注目パンダスイーツが登場しています。

　改札内に戻り、入谷改札近くのスイーツショップが並ぶスペースの一角にある「ドルチェフェリーチェ」。こちらでは既にパンダ関連スイーツをいくつか販売中ですが…

　そのなかでも今回販売された新作は、こちらのパンダのモンブラン（920円）。

　白い部分はホイップクリームで、その中に苺のコンフィチュールと、苺ピューレ入りの苺クリームを包んであります。

　アルコール不使用なのでお子様も安心してお召し上がりいただけるとのこと。上目づかいの愛らしい顔と‟もこもこ”な姿が絶妙です。

　ドルチェフェリーチェに隣接するイベントスペース「セ・アルチザン」では、韓国のマカロン専門店「ノンカロン」が期間限定で出店中でした。

　こちらのマカロンは、無着色のバタークリームと、素材本来の色味・風味を生かした白いマカロン生地が特徴です。

　こちらの商品は白と黒の2種類。ホワイトチョコ（461円）はホワイトチョコバタークリームを使用し、生地の周りにはココナッツクラッシュをトッピング。口に入れるととろけるような、上品な甘さのマカロンとのことです。

　黒い方のクッキー＆クリーム（461円）はココアクランチを練り込んだバタークリームに、ココアビスケットをサンド。ビターなココア風味を存分に楽しめます。

　上記の2品は店頭でも隣り合って陳列されており、白と黒のコントラストが美しく映えていました。両方買って食べ比べたいですね。

　意外な所では、改札内の和風お弁当屋さん「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」で白黒二色のパン団子（540円）が販売されていました。

　黒は香ばしいゴマの餡で、白い方は白餡の2種類がワンセットでパックされている、粗搗き団子の詰め合わせ。この和風スイーツにはコーヒーよりも緑茶が合いそうです。

　こちらのお店で海苔弁当を買う際に、パンダの団子も一緒に買ってから新幹線に乗りたくなります。

◆リニューアル中のNEWエキュート上野では初のパンダイベント

　この記事で紹介したもの以外にも、今回のパンダフェア「PANDAなモノクロ ～白なの？黒なの？パンダなの？～」では数多くのパンダスイーツやパンダグッズが販売中。上野散歩の思い出づくりに一役買ってくれそうです。

　なお、エキュート上野では2023年7月より、上野公園の自然や文化施設など上野地域との「つながり」を一層深めて、より上野らしい感動と発見を届けられるよう施設のリニューアル中。今回フェアはリニューアル開始後で初めてのパンダ関連イベントとなります。

　今回のフェアをきっかけに、新しいパンダの魅力を楽しみながら、ぜひ上野の街に足を運んでください！