ローソンオリジナルの麺大盛に生まれ変わったカップ焼そば、これまでと何が違う?
麺大盛に生まれ変わったローソンオリジナルのカップ焼そば
今回レビューするのは、ローソンのプライベートブランド「ローソンオリジナル」のカップ焼そば、「麺大盛り ソース焼そば」。製造は明星食品系のメーカーが担当しています。
これまでにもローソンには「ソース焼そば」という商品が存在していましたが、大盛商品が発売されたことで、これまでの商品はローソンのサイトで確認できるラインナップから消えてしまいました、おそらく在庫がなくなり次第終了するものと思われます。
そこで今回は、従前の「ソース焼そば」から「麺大盛り」になって何が変わったかを見ていきたいと思います。
もちろん麺量が最大の違いであり、これまでの90グラム(一般的なカップ焼そばの麺量)から、130グラム(一般的な大盛カップ焼そばの麺量)にアップ。そして価格がこれまでの168円(税込)から198円(税込)になっています。
スーパーやドラッグストアに行けば麺量130グラムの東洋水産「ごつ盛り」や日清食品「デカうま」といったカップ焼そばをもっと安価で買えますが、それらはコンビニでは売っていないため、今回の商品はコンビニで手軽に買える大盛カップ焼そばとして貴重な存在といえそうです。
ローソンオリジナル「麺大盛り ソース焼そば」と「ソース焼そば」の内容物
「麺大盛り ソース焼そば」と「ソース焼そば」の内容物を比較すると、「麺大盛り」は別添袋が「液体ソース」と「粉末スース」の2つ、「ソース焼そば」は「液体ソース」と「粉末ソース」に加えて「ふりかけ」が入っています。
麺大盛化で「ふりかけ」が省略されてしまいました。
カップにあらかじめ入っている麺とかやく。麺は確かに「麺大盛り」が断然多いですが、キャベツについてはあまり量に違いはなさそう。
ローソンオリジナル「麺大盛り ソース焼そば」と「ソース焼そば」食べ比べ
出来上がった両者を比較すると、カップの大きさや麺量の違いはもちろんですが、それ以外に違いがあることがわかります。
まず、ソースの色が違います。明らかに「麺大盛り」の方が濃い色をしていました。そして完成したものを見た後で改めて上の写真のパッケージを見ると、パッケージに描かれている焼そばも「麺大盛り」の方が色が濃く見えませんか?
パッケージの色はどうでも良いとして、実際食べてみてもソースの味に違いが見られます。両者とも、液体ソースと粉末ソースのWソースとなっており、液体ソースではソースの香り、酸味、油脂によるこってり感を、粉末スープでは甘みやスパイス感を感じられ、安価品にもかかわらず両者合わせることにより厚みのある味わいを実現しています。
「麺大盛り」の方が味が濃く、特に酸味や塩気の強さを感じました。結構濃いので好みは分かれそうですが、少なくとも、麺大盛のがっつりイメージに合致する味に変化したのは間違いなさそうです。自分でマヨネーズなんかを足してみてもマヨに負けないソース味の強さです。ちなみに従前のソース味も十分に濃いめです。
麺の形状にも違い
麺の形状にも違いが見られました。リニューアル後の「麺大盛り」の麺はやや潰れた形状で端に角を感じる麺となっており、よく見るカップ麺らしい形状となっています。
一方で従前の「ソース焼そば」の麺は、丸麺形状で口当たりが良く、比較的上品な食感。それぞれ好みでしょうが、ソース乗りが良いのは「麺大盛り」、麺自体の食感の良さは「ソース焼そば」だと感じました。
また、麺量40グラムの差はとても大きく、両者の麺量の間に満足ラインがある人は多そうです。
「ふりかけ」が入っているのはリニューアル前のみで、リニューアル後は省略されてしまいました。
ソース味と青のりの風味が好相性なのはいうまでもなく、やはりないよりあった方がソースの味に彩りが加わり、よりソースのおいしさが際立つように感じました。
「麺大盛り」でがっつり系に変化
生まれ変わった「ローソンオリジナル」のカップ焼そば。価格が30円アップしたのと引き換えに麺量が90グラムから大盛130グラムになり食べ応えが増しました。また、ソースの味がパワフルになり、麺量と相まってよりがっつり感が増した一杯になっていました。
一方で、麺の形状や食感、そして青のりがなくなってしまったこと、麺が増えた割にキャベツの量にあまり違いがなかったことなど、従前の方が良いと思える部分も見受けられます。
スーパーやドラッグストアで日常的に買い物をする人にとっては、大盛カップ焼そばとして「ごつ盛り」や「デカうま」などと比較して割高感があるかもしれませんが、コンビニで買える大盛カップ焼そばにはそれほど選択肢があるわけではなく、ローソンで比較的安価で買える商品として貴重、そしてWソースという強みもありました。