酒類解禁でホテルのお酒がすごい! 酒好きなら知っておきたい4つの新アルコール
お酒が完全に解禁
緊急事態宣言が全国で解除され、時短営業や酒類提供の禁止もようやくなくなりました。特に大きいのは、酒類提供が解禁されたこと。お酒を中心とした業態は休業したり、業態変更したりと、大きな苦労を強いられてきました。
ホテルともなると、国や自治体の方針を遵守しており、お酒の提供が全く行われていませんでした。酒類が提供できるようになって、ホテルのレストラン・バーは活気を取り戻しています。
特に注目したいホテルの新しいお酒を紹介していきましょう。
ANAインターコンチネンタルホテル東京
ANAインターコンチネンタルホテル東京には、シャンパーニュをテーマとした「シャンパン・バー」があります。2003年10月にオープンし、シャンパーニュブームを先取りしたことでも知られる有名バー。その「シャンパン・バー」が2021年10月1日から2023年9月30日までの間、「シャンパン・バーby テルモン」としてリニューアルして話題となっています。
「テルモン」はサステナビリティにこだわり、1912年に誕生した歴史あるシャンパーニュメゾン。2021年7月に日本で販売を開始したばかりです。その貴重な「テルモン レゼルヴ ブリュット」(3,480円、税・サ込)、「テルモン レゼルヴ ロゼ ブリュット」(3,978円、税・サ込)がグラスで味わえます。この2つのグラスに加えて、4種類のセイボリーと3種のチーズにパンがついたセット「テロワール」(11,187円、税・サ込)が特に人気。
インテリアも一新され、使用されていた古材を生まれ変わらせて使い、バーの中央にはブランコのテーブルを設置しました。ブランコが揺れると電力が発生してメインディスプレイが照らされるなど、非常に画期的。
日本に上陸したばかりのシャンパーニュとサステナブルなインテリアを体験できる、唯一無二のバーであるといえるでしょう。
フォーシーズンズホテル東京大手町
フォーシーズンズホテル東京大手町の「VIRTU(ヴェルテュ)」はホテル最上階の39階に位置し、圧倒的な都心の夜景とミクソロジストチームによる個性的なカクテルが支持されているバー。
緊急事態宣言の間はずっと休業していましたが、2021年10月1日から再オープンしました。評判となっているのが、ヘッドバーテンダーが新たに考案したカクテルです。
トマトベースの焼酎でつくられた名前もユニークな「赤 ラ トマト」(2,783円、税・サ込)、日仏のリンゴのブランデーをミックスさせた甘酸っぱい「ル ヴェルジェ」(2,783円、税・サ込)、日本が世界に誇れるウィスキー「山崎」とチョコレートをシェリー酒などと合わせた大人の「ウィスキー・モンジョン」(3,163円、税・サ込)と、どれも個性的。飲んでみるまで、想像できない味わいとなっています。
フードは牛カツサンドやステーキフリット、鶏の唐揚げやチーズなど食べ応え満点。食事の前後だけではなく、ディナーとしても利用できます。
最新のカクテルを楽しめるバーなので、是非とも体験してみてください。
京王プラザホテル
京王プラザホテルは1971年6月5日、新宿に開業した老舗ホテル。今年で開業50周年となりますが、それを記念して2021年1月1日にオリジナルシャンパーニュ「パイパー・エドシック エッセンシエル by 京王プラザホテル」を販売しました。
「パイパー・エドシック」は1785年に創業し、 王妃マリー・アントワネットにも献上されたフランス最古のシャンパーニュメゾンのひとつ。ホテルのシェフソムリエを務める関裕明氏とソムリエの石黒和樹氏がフランス・モンターニュ・ド・ランス地方にまで足を運び、メゾンの最高醸造責任者であるエミリアン・ブティヤ氏と共にオリジナルシャンパーニュを造り上げました。
京王プラザホテルは和洋中とバラエティ豊かなレストランを擁しているだけに、全てのジャンルに合うバランスの取れた味わいを志向。その結果、ブドウの構成はピノ・ノワール50%、ムニエ30%、シャルドネ20%と、黒ブドウが主体でコクがあります。甘味はドザージュ6g/Lと、料理を邪魔しないドライな味わいに。
ホテル館内のレストラン、バー、ラウンジで味わえるだけではなく、ホテルのショップやサイトでも購入できます。これまでオリジナルのシャンパーニュをほとんど提供できなかっただけに、これからが楽しみです。
アンダーズ 東京
緊急事態宣言下では酒類提供が制限されていたので、アルコールフリーフローも控えられていました。現在では酒類が解禁され、アルコールフリーフローが再び盛り上がっています。中でも衆目を集めているのが、アンダーズ 東京「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」の「ミニバーガーを含む8種のカナッペ+選べるメイン+シャンパーニュ含むフリーフロー」(11,000円、税・サ込)。以前にもフリーフローのプランが期間限定で提供されていましたが、好評だったので2021年10月から通常展開されることになりました。
8種類のカナッペには、アンダーズ 東京特製のミニバーガーや名物のトリュフ風味のフレンチフライが含まれています。メインディッシュは、旬の魚料理、雪室熟成豚バラ肉のポルケッタやサーロインのグリルなどしっかりとした料理。季節によって内容も新しくなります。
フリーフローは、目玉となるシャンパーニュ「POL GESSE BRUT(ポル・ジェス ブリュット)」を始めとして、白ワインと赤ワイン、カクテル、ビール、ハイボールと幅広いラインナップ。ダイニングエリアではなく、ラウンジエリアで行われているのもポイントです。素晴らしい夜景を望みながら、ゆっくりと寛ぐことができます。
アルコールにぴったりな多彩なアテと共にシャンパーニュを好きなだけ嗜むことができるので、連日多くのゲストで賑わいをみせています。
非日常的な食事にお酒は必須
レストランでの食事にお酒はつきものです。非日常的な空間で食事するホテルのレストランであれば、なおさらのこと。
ANAインターコンチネンタルホテル東京では店舗が新しくリニューアルし、フォーシーズンズホテルの東京大手町は新しいカクテルを考案し、京王プラザホテルはオリジナルシャンパーニュを生み出し、アンダーズ 東京は自慢のフードにアルコールのフリーフローを組み合わせました。
日常をより豊かにするお酒が戻ってきた今、ホテルの新しいお酒で日々に彩りを添えてもらえたら幸いです。