ヨモギを摘んで花見しながらみんなで楽しく草だんごを作って食べる方法を紹介します
花見の余興に参加者全員で楽しく草だんごを作って食べる事が出来たら楽しいでしょうね!!
今回はその方法をヨモギの探し方や採り方から準備の方法、花見での草だんごの作り方まで詳しく紹介していきます。
ヨモギのミニ知識
ヨモギは本州から南の地域に自生するキク科の多年草です。
全草に特有の香りがあり、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれるように、春に摘んだ新芽を餅に混ぜ込み草餅、草だんごとして利用されます。
その他の利用方法としては、新芽を茹でてお浸しや汁物の具、生の新芽を天ぷらに、成長した全草を乾燥した後に生薬として、乾燥した葉の繊維でお灸に使うモグサを作る等、様々な方法で利用される有用性の高い植物です。
ヨモギにもいろいろな種類があり、日本には川岸や海岸の砂地に多いカワラヨモギ、日当りのよい山地や丘陵にはえるオトコヨモギ等、ヨモギの仲間が30種ほど自生しています。
草餅、草だんごの材料として使うならたいていの種が同じように利用できます。
ヨモギを採る時のコツ
前年に成長した地上部は冬に立ち枯れます。
この立ち枯れた地上部は目立ちますので、これを見つければその下には必ず新芽が生えています。
ハサミなどを使ってこの新芽を摘み取ります。
花見に持っていくための準備
摘み取ったヨモギの新芽は枯れ葉などの汚れを取り去った後に流水で軽く洗いましょう。
洗い終えたら適当な量をまとめて輪ゴムで束ねます。
輪ゴムで束ねたヨモギは水を入れたコップに挿しておきます。
こうしておけば花見までの期間は新鮮な状態を保っておく事が出来ます。
花見の日にはビニル袋に入れて持参すれば萎れさせずに持っていけます。
ヨモギの他に花見に持っていくものは
- チューブ入りこしあん
- だんご粉
- アウトドア用の小型バーナーとクッカー
- 使い捨ての紙皿
- ハサミ
- 100均で売っている小型のすり鉢とすりこ木
花見の時に草だんごを作る方法
クッカーにお湯を沸かして持参したヨモギを茹でます。
茹でる時は輪ゴムで束ねたまま茹でると取り出す時に楽に取り出せます。
茹で加減は、茹で過ぎは風味が損なわれますので、ヨモギに熱が通る程度の短時間で大丈夫です。
茹で上がったら輪ゴムで束ねた根元部分を箸などで摘んで取り出し、すり鉢に入れてハサミで粗く切り刻みます。
この時に輪ゴムで束ねた根元部分はハサミで切り取って取り去ります。
ハサミで粗く切ったものを更にすりこ木ですり潰します。
ヨモギがすり潰せたらだんご粉を加えて良く混ぜ合わせる。
加えるだんご粉の量は上の写真の量のヨモギなら大さじ2杯。
硬さは耳たぶ程度になるように良く混ぜ合わせます。
硬すぎるようならヨモギを茹でた時の湯を少量づつ加えて硬さを調整しましょう。
手のひらにだんご粉を広げて、その上にだんご粉を混ぜ合わせたヨモギを団子1個分の分量のせて丸める。
丸める時はだんご粉をまぶしながら丸めると手にベタつかずに上手く丸めることが出来ます。
この作業は参加者全員で行うと楽しく出来ます。
丸め終わったらヨモギを茹でた湯を再び沸騰させて、その中に入れて茹でます。
湯に投入した直後は沈みますが、しばらく茹でていると浮き上がってきます。
浮き上がってから更に3分間茹でてから湯から取り出せば出来上がりです。
チューブ入りこしあんをのせてお召し上がり下さい。
きな粉を付けても美味しいと思います。
花見の時にみんなでワイワイやりながら楽しく作る草だんごは最高ですよ。
最後に、この時の花見の参加者から頂いた今回の草だんごの評価を紹介します。
「餅だ!!」「ヨモギの香りが凄い」「ホントだ!! 濃いですね」
なかなかの高評価を頂きました。
最後までご覧頂きありがとうございます!!
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