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「第6局はすぐにあるので、気を取り直してがんばりたい」竜王戦第5局で敗れた藤井聡太竜王コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

藤井聡太竜王「(後手番で広瀬章人八段の相掛かりを受けて立ち)途中(53手目)▲9五歩と突いてから▲5七角という手順を少し軽視してしまって。うーん、そうですね。ちょっと苦しい展開になってしまったのかなと思っていました。そのあと(1日目夕方、68手目)△3三桂からカウンターをねらって指していければと思っていたんですけど。本譜はちょっと急ぎすぎてしまって、受け止められてしまったかなあという感じです。(2日目午前、74手目)△3三歩から△4六歩、△4三金とやっていったんですけど、ちょっと、進んでみると攻めが細くなってしまったと思うので。そのあたりでもう少し息長く指すべきだったかなと思います。(七番勝負はこれで3勝2敗)第6局はすぐにあるので、気を取り直してがんばりたいと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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