デパ地下グルメはお惣菜だけにあらず。美濃吉さんの「黒糖わらび餅」は、きな粉たっぷりのひんやり仕立て
創業300年を超える歴史を持つ「美濃吉」さん。
創業者である佐竹十郎兵衛が、美濃の国(大垣)より京都へ移り、三条大橋のたもとで腰掛茶屋(今でいうところテラス席のカフェ)を開いたことよりはじまりました。今でこそ格式高く洗練された京都の味わいといった印象がありますが、始まりは今よりもずっとカジュアルだったようですね。
関西を中心にお料理処を展開され、関東ですと池袋や横浜にもお店を構えていらっしゃる美濃吉さん。お祝いの席といったハレの日に相応しい、鮮やかで美味しいお食事を提供なさっておりますが、実はデパ地下にもテイクアウト専門のお店を展開されているんです。
体に優しいおばんざい(お惣菜)は勿論、ランチにもぴったりなお弁当など、気軽に上品な(お家で作るのはなかなか大変な…)味わいを満喫できるのは嬉しいですよね!ちょっとしたご褒美にも。
今回はその美濃吉さんの季節限定のデザート、「黒糖わらび餅」をご紹介。
箱の中にぴしっとお行儀よく敷き詰められた、重量感のあるわらび餅。たっぷりのきな粉を纏ったお餅は、フォークやお箸を持つ指先に力が入ってしまうほど繊細…!
口に入れるともちっとした弾力を感じたもうその次には、とろとろっと蕩けていく儚さ。かといって物足りないというわけではないんですよね。
きな粉がたっぷりでも心地よく口の中で混ざり合い、香ばしさが黒糖の甘味や華やかな風味のアクセントに。
要冷蔵のひんやりとしたわらび餅は、少し汗ばむ日もでてきた今日この頃にも、これからじめじめしてくる季節にもぴったりな和菓子ですね!お弁当やお惣菜といっしょに購入される方が多いのだとか。保冷剤をつけてくださるので、お食事の後にもひんやりしたまま味わえますね。
販売されている店舗が限られているとのことですが、私は銀座三越さんで購入致しました。
和菓子屋さんのお菓子だけではなく、料亭の和菓子からも目が離せませんね。
<美濃吉・銀座三越店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区銀座4-6-16 B2F
03-3562-2048
10時~20時
東京メトロ「銀座」駅A7口直結