京都市内のミュージシャンたちが「京都大作戦」なども行われる太陽が丘の野外ステージを貸しきり、2023年9月30日、青空の下で「せーの」で同じ曲を一斉演奏しました。京都府内の児童養護施設の子どもたちの夢の応援を目的とするコンサート「100ROCK BAND FES」として行われたもの。

　プロギタリストであり、作曲、編曲家の渡邊仁さん、芸術学校リースヒェンを運営する音楽家・ピアニストの 古後公隆さん、同イベントのチラシを作製したデザイナーであり、ギタリストのキョウタロウさん、ギターリストの今村光志さんなど、プロアマ問わず、趣旨に賛同して集まったアーティストたちは、それぞれ、子どもたちの未来への思いを込めて演奏しました。

　集まった全員がほぼ初対面。青空の下でリハーサルを重ね、息の合った演奏を実現するまでは大変の苦労があったようです。炎天下の下でCinematic株式会社の映像クリエイターの西脇祐也社長が10キロのカメラ機材を持って様子を動画撮影していました。

　誰かと一緒に演奏することが初めてだったという高校生ギタリストのゆうあさんは、「人前でギターを弾く機会がなかったので、いい機会なので参加しました。みんなで楽しくひとつのことをやり遂げることは素敵ですね」と話していました。

　ベーシスト、田端さんは、「ベースを3人で演奏するのは人生初で、自分の音と他の人の音が混ざってすごく困惑しましたね。でも楽しかった、いい経験になりました」と複数演奏での難しさを語ってくださいました。ベテランドラマーののみるぞうさんは、「楽しくできました。みんな初対面なのに上手で驚きました。紅蓮花の歌を知らなかったので、ちょっと前から練習したんですよ」と話していました。

　たくさんのミュージシャンが音楽を通して、社会貢献ができる仕組み、是非とも広がって欲しいですね。

　京都府立山城総合運動公園 （太陽が丘）宇治市広野町八軒屋谷１