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【子育ての後悔】先輩パパママ1,133名に聞いた結果から幼児教育講師が考える『後悔しない子育て』とは

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

こんにちは!幼児教育講師のTERUです!

今回は『後悔しない子育て』がテーマです。

株式会社クリエイティブエデュケーションさんが、2019年に行った、子どものいる40代以上の保護者1,133名を対象とした「子育て・教育での後悔」に関する意識調査の結果を引用させていただき、そこから見えてくる『後悔しない子育て』について僕なりの考えをお話しします。

【「子育て・教育での後悔」に関する意識調査の結果】

では、まずこの調査の結果から見ていきましょう。

Q.「子育ての中で後悔をしたことはあるか?」

  • はい(70.5%)

Q.『後悔していることを教えてください』

  • コミュニケーション(33.0%)
  • 勉強(24.7%)
  • 過保護にしすぎた(20.2%)
  • 周囲環境(8.2%)
  • 食事(5.9%)

Q.『後悔したきっかけを教えてください』

  • 熱中する趣味がない(29.4%)
  • 受験失敗(15.5%)
  • 引きこもった(7.1%)
  • 定職に就かない(6.9%)

Q.『やり直したいことを教えてください』

  • 様々なことに挑戦させる(43.3%)
  • 家族の時間を多くとる(20.8%)
  • 熱中できる習い事を一緒に探す(9.4%)
  • 塾に通わせる(7.2%)
  • 外で遊ばせる(6.3%)

以上の調査結果から『子育てで後悔しないために私たちにできること』について皆さんと一緒に考えていけたらと思います。

【子育てで後悔しないために私たちにできること】

①子どもが自分のやりたいことと出会うサポートができたかどうか?

先程の結果から見ると、子育てを終えて後悔することとして『子どもが熱中する何かと出会えていない』ということが挙げられると思います。

やはり子どもが何か熱中できるものや夢、やりたいことなどを持つことができれば、あとはそれに向けて勝手に勉強もするし必要な行動も取れるようになっていくものです。

それを考えると、環境づくりとして、ご家庭でできる限りできる範囲で何かのきっかけになるようなことや、新たなことを経験できる環境を与えてあげるのは、とても大切なことなんだろうなと思います。

もちろんその環境を作ったからといって、子どもがそれを良いと思えるのか?好きになるか?やりたいことになるか?というのはその子が決めることです。

私は『大人側にできるのはきっかけや環境づくりまで』だと考えていますから、そこに過度に期待をするのはなるべく控えてあげてほしいと思います。

幼児の頃から「僕はこれになる!」と思えるものが見つかる子もいますし、中学〜高校〜大学と経て、じっくりやりたいことを探求していく子もいますので、焦らず「そのうち何か子どもにとって心からやりたいと思えることが見つければいいか」くらいに考えて、きっかけを与えていってあげるスタンスを大事にしてみてください。

②子どもが自ら自分の人生を選択しているかどうか?

①では、子どもがやりたいことを見つけるサポートとして大人ができることは『環境づくりやきっかけ作り』だとお話ししてきましたが、もう一つ大事なサポートが『子ども自ら決める経験をさせてあげること』です。

子どもが何かやりたいことを見つけていく時に『子ども自らが主体性を持って選ぶ・決める』ことができるということはとてつもなく大切な力ですよね。

もっと言えば『僕・私が決めていいんだ!』と心理的に思えていることが大切だと思っています。

  1. 『子ども自らが主体性を持って選ぶ・決める力』を育み
  2. 『僕・私が決めていいんだ!』という心理的安全が確保されている

この2つの先に『環境づくりやきっかけづくり』が大きな効果を発揮していくと私は考えています。

この2つは大きいことで言えば、進路やどんな習い事をするのか?などの選択をどう子どもに委ねていくか?ということであり、さらに日々の中にある些細な選択の機会を意識してさせてあげることも大事だと思っています。

この選ばせるということは、もちろん幼児期からいきなりいろんなことを決めることはできませんから、今日の服はどうする?ごはんは何を食べたい?など、日常の中にたくさんある意思決定の機会を使って、少しずつ子どもに選ばせる経験をさせていってあげてくださいね。

③「過保護にしすぎた(20.2%)」という調査結果は冷静に見た方がいい

これはここまでの2つとは毛色が違い、この調査に関する注意点みたいな項目になるのですが、この「過保護にしすぎた(20.2%)」はそういう子育てをして後悔した方が20%いる。というだけで、子育ては厳しくしないといけないんだ!とくれぐれも極端な解釈をしないでほしいです。

こちらは別の調査で、女性セブンさんが65才以上の女性600人を対象に「65才になるまでにやっておけばよかったこと」をたずねたアンケートがあって、その結果の内、69人の方が「もっと、子どもの気持ちに寄り添って子育てすればよかった」ということを挙げていて第1位にランクイン。

そして15人の方が「もっと、子どもを厳しく育てて、自立させればよかった」と回答して7位にランクインしています。

これは子育てだけに絞った調査ではないので、数は少ないように感じますが、どちらも上位にランクインしている結果です。

何が言いたいかというと『どちらの子育てが正しいか?ではなく、どちらにも偏りすぎると後悔になるよね』ということです。

最近私は子育てにおける様々なバランス『極端に偏らない』ということをよく発信させていただいていますが、このような調査結果を並べてみてみると、やはりバランスって大事だなと感じています。

子育ては厳しくする場面も、寄り添ってあげる場面も両方大事です。

どちらが正解か?ではなく、どちらも大切にしていこう。そんな価値観で皆さんと子育てをしていけると嬉しいなぁと改めて思った調査結果でした。

いかがでしたでしょうか?

私は、幼児教育の先生として子どもたちや親御さんのサポートをこれまでさせてもらってきましたが「子育てに後悔をしたくない!」と考えている方は、やはりとても多いように感じます。

きっとその想いはお子さんを大切に思っているからこそ生まれるものですよね。

「子育てに後悔しないためにはどうすれば良いのか?」ということは、子育てをしている最中ではなかなかわからないものですので、今回のお話がなにかのヒントになれば嬉しいです。

皆さんの子育てを応援しています!

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登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より
登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より

幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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