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【過指示・過干渉をやめたい!】子どもの「自立心」を育てる3つのポイントを幼児教育講師が解説!

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

こんにちは!幼児教育講師のTERUです!

今回は前回に引き続き『先回り子育ての大損』をテーマにお話しさせていただきます。

〉〉前回の記事はこちら

【先回りでモチベーションを奪わない3つのポイント】

①モチベーションが下がらない声かけの引き出しを持つ

「〇〇しなさい!」がモチベーションが上がらないのは言うまでもないと思いますが、もう少しマイルドに「〇〇したの?」という質問形式の声かけだったとしましょう。〇〇しなさいよりは良い気もしますが、子どもからするとこれは「YESかNO」でしか答えられない質問です。

このような質問をされて自分がまだやっていなかった場合、やってないことを自白するしかなく、その後は「言われたからやる」という選択肢しか残っておらず、やはりモチベーションが下がりやすいです。

では、このような質問であればどうでしょうか?

「〇〇は何時ごろやる予定?」

「YESかNO」ではなく「〇時からやるよ!」や「〇〇の後にやるよ!」という回答ができて、やってないことを指摘されている感はグッと下がります。こちらも「そっか!了解!」なんてサラっと答えてあげれば、自分で宣言したことだからこそ少しは動きやすいかなと思います。

他にもオススメの声かけは、

「この後お片付けすると思うんだけど、片付けした後に一緒にオセロしない?」

まずお片付けするということを前提としてサラッと伝えて、そこからその次の予定にフォーカスして声かけをする。そうすると、もしお片付けを忘れていたとしても指摘されているようには聞こえませんから行動に移しやすいですよね。

「今日寝るまでにやることって何が残ってる?」

こちらから具体的に「これやった?」と言われると指示されているように感じるのですが「寝る前までにやること」と聞かれれば、そこから自分がやることを宣言する形になるので指示されている感は比較的低く、子どもが行動を起こしやすいかもしれません。

こんな感じでモチベーションが下がらない声かけの引き出しを持っていると、動いてほしいときでも先回り特有の大損を発動せずに良い感じに進められるかもしれませんね!

②声かけ以外の環境づくりで動ける工夫をする

どれだけ声かけを工夫してもうまくいかないことも正直多いです。特に年齢が上がれば上がるほど、声かけをされた時点で「あーもう!」となってしまうことも多い。

そんなときは『環境づくり』が子ども自ら動いてくれるきっかけになることもあります。

上手く環境を作れれば、遊ぶのと同じくらいワクワクしながらお片付けやお手伝い、準備などをできてしまうこともあるので環境づくりの引き出しもぜひ持っておいてほしいです!

具体的な方法については良ければこちらの記事をご覧ください。

③とはいえしょうがない時はしょうがない

ここまで先回りが大損だという話と、それに伴ってなるべく子どものモチベーションが下がらない工夫をしていけると良いよね。という話をしてきましたが、とはいえそんなことをずっと考えて子どもと向き合っていたらこちらが爆発します。笑

それは皆さんが一番わかっていますよね。だからできる限りできる範囲で良いんです。どうしても時間がなくて先回りして工夫のない声かけをするときがあっても良いんです。

むしろそうやって気持ちの整理がつかない中で周りの事情に従って動く経験も大事です。そんなときはどうしてそう行動してほしいかなど理由を話してあげると良いと思います。

いかがでしたでしょうか?

常に子どものモチベーションファーストで子育てをするなんて絶対に無理なので、今回の内容は余裕がある時に思い出して使ってみる。そんな程度で取り入れてみてくださいね!

皆さんの子育てを応援しています!

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登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より
登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より

幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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