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夏休み最後の土日に出来る!日誌に書ける思い出作りをキャンプインストラクターが提案します

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
画像:DALL-Eにて生成

夏休みもいよいよ最終局面。子どもたちの夏休み日誌も、そろそろ完成に近づいている頃かもしれませんが、まだ思い出を書き込む日誌のページが書けてないというお子さんもいらっしゃるのでは。

そんな親子に向けて、キャンプインストラクターが提案する「夏休み最後の週末でできる思い出作り」のアイデアを紹介します。限られた時間であっても、濃密な体験を通じて、子どもたちの心に残る夏の思い出を作りましょう。

短時間で楽しめるアウトドア体験

画像:DALL-Eにて生成
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週末の2日間という限られた時間の中で、最大限に楽しめるアウトドア体験を求めるなら、まずは近場の公園や自宅の庭を活用することをおすすめします。特に、普段はなかなか体験できないようなアクティビティを取り入れることで、子どもたちにとって特別な時間になること間違いなし。

例えば、夜に家族で星空観察をするのはいかがでしょうか。都会に住んでいると、満天の星空を見る機会は少ないかもしれませんが、近くに広い公園や山があれば、そこに出かけてみるだけで、空の様子がまるで違うことに気づくはずです。星座を学びながら、夏の大三角や流れ星を見つける楽しみは、子どもたちの日誌にもしっかりと書き残せる経験となるでしょう。

また、昼間はハイキングやピクニックもおすすめ。暑くてしんどいという側面はありますが、熱中症対策の重要性や、工夫して涼を得る方法などを身をもって体感できる機会にもなります。簡単な虫取りや植物観察を組み合わせると、学びの要素も増え、子どもたちにとってはより充実した体験になるでしょう。

自然とのふれあいを深める

画像:DALL-Eにて生成
画像:DALL-Eにて生成

夏は自然と触れ合いながら環境について学べる絶好の機会です。キャンプインストラクターとしては、ぜひ親子で自然環境に向き合ってみてほしいと思います。

例えば、河川敷や海岸でのゴミ拾い活動を通じて、子どもたちに自然環境の大切さを教えることができます。ゴミを拾い集めるだけでなく、なぜゴミを捨ててはいけないのか、自然にどのような影響があるのかを話し合う時間を持つと、子どもたちにとっても深い学びとなります。このような活動は、日誌に書くことで、その重要性がより明確に記録されます。

また、キャンプに行けるのであれば、キャンプ場での省エネ対策を実践することもおススメ。ソーラーランタンを使ったり、リサイクル可能な食器を持参したりすることで、環境に優しいキャンプを楽しむことができます。こうした小さな工夫が、子どもたちにとっては新鮮な発見となり、自分たちが環境に配慮した行動をとったことを誇りに感じるでしょう。

親子で作る!手作りキャンプギアや料理に挑戦

画像:DALL-Eにて生成
画像:DALL-Eにて生成

何かを親子で取り組む、というのは子どもにとっても思い出深いもの。親子で一緒に作るキャンプギアや料理は、夏休みの最後だとしてもインパクトがあるでしょう。

例えば、簡単なDIYで作れるキャンプグッズとして、竹を使った手作り箸や木の枝を使ったスプーン作りはいかがでしょうか。これらは道具さえ揃えれば、自宅の庭でも簡単に作ることができます。作ったギアを実際に使うことで、子どたちは自分たちの手で作り上げたものを誇りに思い、日誌にもしっかりとその過程を書き記すことができるハズ。最近は手作りキットもあるので、それらを活用してもいいですね。

また、料理に挑戦するのもおすすめです。夏の終わりにぴったりな季節の食材を使った料理を親子で一緒に作ることで、食への関心を深めることができます。例えば、簡単に作れる焼きとうもろこしや、手作りのスモアなど、アウトドアならではの料理を楽しみながら作る体験は、家族の絆を深め、子どもたちにとっても忘れられない一日となるでしょう。

最後の思い出を形に:キャンプ体験を通じて学ぶこと

画像:DALL-Eにて生成
画像:DALL-Eにて生成

夏休みの最後を締めくくるにあたって、ただ楽しかっただけでなく、何かを学んだり、自分自身を成長させたりすることができたと感じられると、その体験がより深く心に残ります。

キャンプインストラクターとしておすすめしたいのは、キャンプの後に親子で一緒に日誌を振り返る時間を持つことです。子どもたちに「何を学んだか」「何が一番楽しかったか」「次に挑戦したいことは何か」を考えてもらうことで、学びの要素を強化できます。さらに、その内容を家族で話し合うことで、親子のコミュニケーションも深まります。

残り僅かではありますが、有意義な夏休みを送れるといいですね。

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

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