【AIに負けない】どうやって育てる?子どもの自己肯定感を高める5つのポイント
自分なんてどうせダメ…
何してもうまくいかないんだから、なんにも挑戦したくない
そんな子にしないためには、自己肯定感を高めることがとっても大切!
でも…自己肯定感が大切って聞くけど…
・自己肯定感ってどうやったら育つの?
・自信過剰な子になったらどうしよう…
・子どものやる気をうまく引き出したい
こう思うことはありませんか?
実は日本人は欧米諸国と比べて自己肯定感の低い若者が多く、問題になっています。
我が子の自己肯定感を高めるために何をすればよいのか、この記事を通じて学んでいきましょう!
自己肯定感の低い子は自己中心的になる恐れ
犯罪者・非行少年は自己肯定感が低く、自己中心的傾向が強いことが分かっています
なぜかというと、自己肯定感が低いゆえに自分が尊重すべき人間だとわからないからです。
自分なんてどうなってもいい⇒他人のこともどうでもいい
そんな風な思考に陥っているケースが少なくありません。
自己肯定感が低く、自分のことを大切にできない人には、他人のことも、自分と同じように尊重すべき人間だという認識がないのです。
それでは、自己肯定感を高めるための5つのポイントについて解説していきます。
①誰かと比べない
自己肯定感というのは、ありのままの自分を肯定できる感覚のことです。
子どもがありのままの自分を認めるためには、親がしっかりと【子ども自身】を認める必要があります。
特に、乳幼児は親が世界の大部分を占めています。
その親が無条件で自分を認めてくれなかった場合、どのように思うでしょう。
子どもの前で、子どもを他の子と比較する行為は自己肯定感を大きく下げる要因となります。
親が保育園のお友だちやきょうだいと子どもを比べていると、子どもは自分の存在自体を肯定できず常に比較することでしか価値を見出せなくなってしまいます。
気をつけてほしいのは、
子どもを褒めるときにも誰かを下げて子どもを褒めないようにすること。
こういった対応を続けると、お友だちや周囲の人を見下したり意地悪を言ったりするようになってしまいます。
②子どもの変化はしっかり口に出す
子どもの変化に気がついたら、どんなに小さなことでもその変化について伝えてみましょう
・自分で○○してみたんだね
・この間に比べて、絵が上達しているね
・ここ、お片づけしてくれたんだね
など、子どものことをしっかり見ているよというメッセージを伝えます。
何も言わなくても親子だから伝わっているはず…というのは甘い考え。
言葉にしないと伝わりません。
言葉にしたところで相手に伝わるのは本当に伝えたい内容の5%程度でしかないという話もあるくらいです。
子どもにとって親が自分のことを見ているというのはなによりも自信になります。
粗さがしではなく、いいところを見つけて積極的に言葉にしていきましょう!
③○○であるべき、は捨てる!
~するべき、と考えていると、視野が狭くなります。
それは本当にあなたがやりたいことでしょうか。
また、子どもにとって必要なことでしょうか。
親自身の価値観を子どもに押し付けていないか?
今は本当に叱るべきタイミングなのか?
子どもにとってどうあるのが一番よいのか?
子どもに対してイライラした時にはこういった視点で考えてみてください。
本当に叱るべきタイミングって、実は多くないんです。
・人を傷つけたとき
・危険なことをしたとき
・社会のルールを破ったとき
これ以外の場面で頻繁に怒ってしまうと、子どもの自己肯定感はどんどん下がっていきます。
子どもの意思を無視して、理想の行動を促すのは親子ともにストレスがたまるので避けた方がよいでしょう。
どのラインまでは譲れるか、自分の中で線引きをしておくことが大切です。
子育ては思い通りにいかないものなんです。
④子どもを褒められたときに謙遜しない、子どもの悪口を言わない
・うちの子なんて全然ダメだよ
・いつも汗かいててくっさいの
・ほら、うちの子ブサイクでしょ~
・こないだお漏らししちゃってマジ勘弁って感じだった
人から子どもを褒められたときに謙遜する親はとても多いです。
日本人の国民性もありますが、わざわざ言わなくてよいことまで言って子どもを下げてしまう親の姿を本当によく見かけます。
子どもにとって、せっかく褒められたのに目の前で否定されたり、自分の恥ずかしい部分を暴露されたりするととてもつらく、悲しい気持ちになります
褒められたら素直に『ありがとうございます』といいましょう。
たとえお世辞であったとしても、お礼を言って相手に変な顔をされることはありません。
また、お礼を言った後に子どもに向かって
かっこいいって褒められたね、嬉しいね
賢いって!よかったね!
などと声をかけるのもオススメです。
嬉しい感情は積極的に共有していきましょう。
⑤子どもの意見をちゃんと聴く
何かを選択する場面では、可能な限り子どもの意見をきいてみましょう。
そして、できる範囲で意見をかなえられるように努力します。
例えば大きな買い物などで、ある程度家庭の方向性があるのであれば、親があらかじめ選択肢を用意したものの中から選ばせるなど工夫をするとよいでしょう。
どんなに小さなことでもよいので、『自分の意見をきいてもらえた』という感覚を子ども自身に体験させます。
子どもを1人の人間として尊重しよう
子どもだからまだわからない子どもだから親の言うとおりにしておけばいい
このように考えるのではなく、子どもも一人の人間として尊重する姿勢が大切です
まずはありのままを認め、存在自体を肯定する言葉を積極的に口に出していきましょう
ありがとう
助かった
あなたのことが大切だよ
こういったポジティブな言葉をかけられた子どもは、情緒という精神面の土台がしっかりと育ちます。
賢くAIに負けない創造力を持った子どもに育てたいのであれば、ぜひ実践してみてくださいね。