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監督と異なる意見を吐ける助監督の重要性

杉山茂樹スポーツライター

日本のいいところ、イカしてると思しきところを日本在住の外国人を通じて広める番組といえば、NHK BS1の「Cool Japan」を連想するが、最近この手のバラエティ番組がやけに増えている気がする。

日本て、凄いでしょ、イカしてるでしょと、てらいもなく訴えかける姿、内輪で盛り上がろうとする姿が何よりクールに映らない。一歩間違えば、自画自賛番組だ。外国人の目を通して日本を再発見しようとする行為は、カルチャーギャップを知るにはもってこい。外国人の目にはこれがクールに見えるもなのかと素直に驚かされるならいいが、作り手のいやらしい思惑が少しでも見えると興ざめだ。無理矢理は勘弁。僕としては、優れていないところ、いかしていないところ、クールではないところ、つまりマイナス面もプラス面と同じだけ知りたくなる。てなことを考えていたら、その期待に応えてくれると言うか、思わず留飲が下がる事象に遭遇した。

「日本人のみなさんにお伝えしたい48のWhy」(ぴあ刊)が、話題を呼んでいる厚切りジェイソンさん。彼がそのツイッターで何日か前に発した一言だ。

日本では「異なる意見=相手嫌い」という勘違いが残念だな。

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スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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