最近のボールペンにはいろいろな色のインクがあります。カラフルという形容がこれほど似合うものもありません。

　そして万年筆のインクです。インク沼とも呼ばれるほど、ご当地インクの種類が文字通り無限に増えています？

　では、シャープペンは？

　こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦（たてがみたつひこ）です。今回は、シャープペンのカラーの芯を紹介しましょう。三菱鉛筆の「ナノダイヤカラー芯」です。今回は青を選びました。

きらめくケースが目を引く

　商品棚で発見してひときわ目立つのがこのケースですね。こんな感じです。

　色もさることながら形状も工夫されています。表面と底面は、ともに台形ですが、長辺と短辺が逆転しています。底面の上側は長辺、表面の上側は短辺となっています。そして側面は、複雑な曲面です。

　手で持ったときに、これが一般的なシャープペン用の芯ではないことが、形状の工夫によって伝えられているように思います。

まさに青い芯

　芯の色自体も青いものです。当然と言えば当然ですが、青一色です。やはり、黒い芯に慣れた目からすれば、なんとも新鮮というか驚きがある色でした。

書いた第一印象は鮮やかな発色

　これを手元のシャープペンに入れて使ってみました。セットの手順自体は普通の黒の芯と同じです。そして書いてみました。こんな感じです。

　第一印象としては、「思ったよりも鮮やかな発色」でした。

　普通のシャープペンの芯はいわば鉛色です。それが青くなった程度に想像していました。ところが実際には、思ったよりも鮮やかな発色だったのです。

　色味としては、「青」というより、やや紫がかった感じの色でした。ただこれは個人の見え方です。人によってはきっちり青に見えると思います。ともあれ、青と呼ぶのに遜色はない色であったのも事実です。

消しゴムできっちり消える

　そして消え方です。この「ナノダイヤカラー芯」のパッケージには「erasable」、つまり消せると書いてあります。

　色のついた鉛筆、いわゆる色鉛筆は、消しゴムでは消しにくいような印象があります。そして、このシャープペン用の芯では、はっきり“消せる”と書いてあるわけです。

つまり、色鉛筆のような画材ではなく、一般的な鉛筆、シャープペンのような筆記具である事がうたわれているわけです。

　実際に消してみると、確かにきちんと消えました。筆圧が強い場合は筆記のあとが残るかも知れません。それでも芯のあとはきちんと消えていました。

手帳に使うとよいかも

　というわけで、ナノダイヤカラー芯の青を試してみました。

　鮮やかな発色、きれいに消えるこの芯、実は手帳に向いているかも知れません。

　手帳の罫線は多くの場合黒かグレーです。ここに青い線で書くとかなりはっきり見えます。また上述のように普通に消しゴムで消すことができます。

　色バリエーションもあります。

　ピンク、レッド、オレンジ、グリーン、ミントブルー、ブルー、ラベンダーの7色です。さらに0．7ミリタイプもあります。

製品スペック

メーカー名：三菱鉛筆

製品名：ナノダイヤカラー芯　0．5　BLUE

価格：税込み220円