ほうれん草、見た目で判断しないで!「縮んだ葉っぱ」「キレイな葉っぱ」はどっちが美味しい?
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寒くなるとほうれん草がグッと美味しくなりますよね。
根元が淡い紅色で、葉っぱも肉厚になり、見た目もキレイなほうれん草がお店に並んでいますよね。しかし、キレイなほうれん草の横に、葉っぱが縮んだほうれん草も販売しているのを知っていますか?(商品を取り扱いしていないお店もあります)
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見た目も悪く、あまり美味しそうに感じないビジュアル!規格外の品として販売しているかと思いきや、見た目のキレイなほうれん草よりも値段が高いことも!
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実は、この葉っぱが縮んだほうれん草は、ものすごく美味しいんです。一度食べたらクセになる味わいで、甘みがたっぷりと詰まっています。
そこで今回は、葉っぱの縮んだ「ちぢみほうれん草(寒じめほうれん草)」についてご紹介しますね。
ちぢみほうれん草(寒じめほうれん草)とは?
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ほうれん草は、寒さにさらされると凍らないように、葉の表面積を少なくします。その結果、葉っぱが縮んだほうれん草へと姿が変わります。
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その過程で、自分自身が凍らないように水分を減らし糖度を高めて生育します。一般的なキレイなほうれん草に比べて甘さがあるほうれん草と言われています。
では実際に「ちぢみほうれん草」と「一般的なキレイなほうれん草」に糖度の違いがあるのか?調べてみました。
比較実験:どっちが甘い(糖度が高い)?
今回は、スーパーで購入した「ちぢみほうれん草」と「一般的なキレイなほうれん草」の糖度を測定しました。
【測定方法】
生のほうれん草をハンドミキサーですり潰して、溶液を抽出し、糖度計で糖度を測りました。
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その結果、糖度は
- 「ちぢみほうれん草」:10.4%
- 「一般的なキレイなほうれん草」:7.1%
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「ちぢみほうれん草」が3%以上も糖度が高い結果となりました。この糖度(10%)は、みかんの糖度(平均的)と同じぐらいです。「ちぢみほうれん草」が甘いと言われる理由がわかりますよね。
実際に、茹でて食べ比べてみると、甘さの違いがはっきりとわかります。自然な甘みがしっかりと感じられ、味付けせずともパクパクと食べられるほどです。
「ちぢみほうれん草」の茹で方
ちぢみほうれん草は、ゴワゴワした葉っぱで、一般的なほうれん草よりも「長く茹でないといけない」、と思うかもしれません。
しかしその逆で、「短い茹で時間でOK」です。
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例えば、一般的なほうれん草の茹で時間が1分のときは、40秒ほどで美味しく茹で上がります。
茹で時間が長いと、食感が悪くなります。ご注意くださいね。
まとめ
今回は、見た目がキレイではない「ちぢみほうれん草」のご紹介をしました。
一般的なキレイなほうれん草よりも糖度が高く、甘みをしっかりと感じられるほうれん草です。
気になる方は、ぜひ試してくださいね。
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