暑い時期は特に気を付けたい、起床後の【むくみ】につながる!?夏にやりがちなNG行動3選
朝起きたときに、「顔が腫れている」「足が重い感じがする」と感じたことはありませんか?「浮腫み(むくみ)」が原因かもしれません。
むくみは夕方から夜に気になる方が多いかもしれませんが、起床時に症状が気になる場合もあります。特に暑い時期は朝のむくみには要注意です。
・むくみとは?
余分な水分が皮膚や皮膚の下に溜まった状態です。程度はさまざまですが、顔や手足が腫れぼったくなる症状です。
医学用語では浮腫(ふしゅ)とよばれ、何らかの疾患が原因でむくみが現れる場合もあります。
日常生活による一般的な「むくみ」は病的なものではない可能性が高いでしょう。しかし、むくみによる顔の腫れや脚の腫れは見ため的にも気になりますし、放置を続けてしまうと体のダルさや、下肢静脈瘤など血管の疾患につながる可能性もあるので注意が必要です。
睡眠によりむくみが解消される場合もありますが、逆に起床時のむくみが気になる場合もあるでしょう。
・夏に要注意!むくみの原因3選
❶過度なアルコール摂取
暑くなり、冷たいビールがおいしく感じられる時期ですが、前夜の飲酒によって翌朝にむくみが出てくる可能性があります。
飲酒により体内のアルコール濃度が上がると、体は濃度を薄めようと働くために血管や細胞などで水分バランスを調整しようとします。この過程で、水分が血管から漏れ出ることで翌朝のむくみにつながります。
❷塩分の摂りすぎ
食事で塩分を取りすぎると、体内の塩分濃度が上がることになります。体内の塩分濃度を下げるためには水分が必要になるため、塩分のある食事をとった時には、体は水分も一緒に溜め込むように働きます。
塩辛や漬物などのおつまみの他、夏に食べたくなるカレーや、そうめんの麵つゆも塩分が高めなので気をつけましょう。
暑い時期は汗をかくからといって、塩分を必要以上にとってしまうと、むくみ症状につながりかねないので気をつけましょう。
❸冷房や運動不足による血流の悪化
血液の流れが滞ることにより、水分が溜まりやすくむくみ症状が出やすくなります。
長時間座ったまま過ごしていた時に足に浮腫みを感じる場合は、この血流悪化が関係している可能性があります。
外は暑いからといって冷房の効いた室内で過ごしていると、冷房による体の冷えによって血流が滞りやすくなりますし、さらに体を動かさないことによっても血流へ悪影響です。
就寝前のストレッチや、就寝中も体を冷やさない工夫が必要です。暑い日の夜間の冷房は必須ですが、体が冷えない程度の温度を設定しておきましょう。
さいごに
起床時のむくみは年中現れる可能性がありますが、特に暑い時期は要注意です。適切な対策をして、朝はすっきりとした体で目覚めましょう。