Snow Man 札幌ライブ10万人の次は「名古屋ドーム」 周辺ホテルは「料金高騰中」も予約には余裕
2024年11月9日~10日にかけて、大きな注目を集めながら行われた人気男性アイドルグループSnow Man(スノーマン)の札幌ライブから1週間。次は、11月16日~17日の2日間にわたってバンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)にて再びライブが行われる。ナゴヤドームのアリーナ使用時の最大収容人数は約5万人であることから、2日間で延べ10万人規模で行われた札幌ドームと同程度の規模でライブが開催される模様だ。
札幌でのライブの際は、札幌市内の宿泊施設は軒並み満室となり、一部では宿泊料金が通常の3~4倍程度となる3万円前後にまで高騰したケースもあった。こうしたことから、ライブ後の宿泊先は札幌市から約140km離れた旭川市に確保したファンの姿もあり、札幌―旭川間には臨時の特急列車も運行された。中でも注目されたのは、札幌市から約110km離れた芦別市のホテルだった。9月20日にライブチケットの当落が発表された直後に北海道外の女性客から11月9日の予約が大量に入るという事態となったことがSNS上を賑わせ複数のメディアにも取り上げられたが、その後、ほとんどがキャンセルとなったことは筆者の記事(Snow Man 札幌ライブ10万人、芦別市に宿泊予約殺到も「ライブ後の足なく」大半がキャンセル!?)でも詳しく触れた。
こうした札幌ライブでの様子から気になったのは名古屋のホテル事情。大手予約サイトで、ナゴヤドーム周辺のホテルを調べたところ、11月16日から1泊で2~3万円程度の価格帯が多く目に付いた。筆者が調べた11月14日22時現在でも予約可能なホテルがそれなりにあったことから、お金さえ払えば名古屋での宿泊については現時点では問題なさそうだ。
大規模イベントでは宿の問題だけではなく交通トラブルも付き物であるが、2024年5月22日に約3万人を集め山口県の山口きらら博記念公園で行われたアイドルグループ「King&Prince」の花火イベントで、終了後に帰宅しようとしたファンの一部が新山口駅からの最終便の新幹線に間に合わず、約1000人が駅で一夜を過ごしたという事件がイベントでは記憶に新しい。これは筆者の記事(バス大渋滞「キンプリ」ファンが新幹線終電乗れず帰宅難民 会場徒歩20分の駅から電車乗れば解決できた?)でも触れているが、会場から新山口駅に向かうシャトルバスが大渋滞に巻き込まれほとんど進まず、イベント終了が20時30分だったのに対して新大阪行の新幹線の最終が21時27分発など比較的早い時間であったことが原因だった。
ナゴヤドームの場合は、周辺には名古屋駅に向かうJR中央本線の大曽根駅、名古屋市中心部の栄に向かう地下鉄名城線のナゴヤドーム前矢田駅や名鉄瀬戸線の矢田駅といった複数の鉄道路線があること。新幹線の最終も東京行のぞみ64号が22時12分発、新大阪行のぞみ268号が22時58分発と山口県よりは最終列車までの時間に余裕があることなど鉄道の利便性が非常に良いことから、札幌や山口のような心配はなさそうだ。
(了)