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棋士編入試験受験資格まであと2勝の西山朋佳女流四冠 12月8日、朝日杯二次予選で佐藤康光九段と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 12月8日10時。東京・将棋会館において第17回朝日杯将棋オープン戦二次予選、佐藤康光九段-西山朋佳女流四冠戦がおこなわれます。

 西山朋佳女流四冠は女王・女流名人・女流王将に加え、最近は白玲に復位。里見香奈女流四冠(清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花)とともに女流棋界のトップ2の座を占めています。

 西山現女流四冠は現在進行中の朝日杯において、女流棋士としては史上初めて一次予選を突破しました。

 西山女流四冠は一般棋戦で直近8勝3敗(0.727)という好成績をあげています。

 もし12月8日の朝日杯二次予選で2連勝すれば、女流棋士として史上初の本戦進出。そして編入試験の受験資格も得ることができます。

 二次予選で対戦するのは永世棋聖の資格保持者で、前日本将棋連盟会長の佐藤康光九段です。

「マジですか」

 組み合わせが発表された際、佐藤九段はX(旧Twitter)でそう投稿していました。佐藤九段だけではなく、将棋ファンや関係者であれば、誰もがそう言いたくなるほどの、注目のカードといえそうです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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