【酷暑でもぐっすり】眠れない赤ちゃんが寝てくれるためのワザ6選【専門家解説】
毎日暑い、寝苦しい…そんな時期は赤ちゃんのねんねも乱れがち。
暑いだけで夜泣きは増えますし、寝返りも増えるので起きやすくなるんです。
でも解決方法は簡単!涼しく快適にしてあげればいいんです。
この記事では乳幼児育児アドバイザー/小児スリープコンサルタントのねんねママが、暑い日でも赤ちゃんが快適に眠るためのコツを7つお伝えします。
この記事を参考に夏の夜を快適に過ごせるようにしてくださいね。
夜の暑さ対策①部屋を事前に冷やす
寝室に入って「さあ寝るぞ!」というタイミングより前、大体寝る1時間前からエアコンをつけて部屋を冷やしておきましょう。寝具を冷やしておくことで眠りの導入をスムーズにできます。
よく映画のワンシーンで、雪山で遭難してしまった人々が「寝るな!寝たら死ぬぞ!」と声を掛け合うシーンがあるかと思います。これは体温が下がることによって、眠気がやってくるためです。
こうして眠くなる現象を私は「雪山理論」と名付けて呼んでいるのですが、雪山とまではいかずとも、涼しく快適な部屋で冷えた寝具に横たわることで、眠気が起こりやすくなります。
湿度を下げることも大切ですので、エアコンのドライ(除湿)機能で部屋を冷やすのがおすすめです。ドライ機能を使うと寒くなりすぎてしまうこともありますが、だからこそ事前にドライ機能を使って部屋を冷やしタイマー設定にして切るか、寝るときは冷房に切り替えるのがいいでしょう。
また夏の室温は25度前後に調整し、半袖で寝るのがおすすめです。肌寒いようなら薄手のスリーパーを着せてあげてください。
室温と服装についてはYouTube動画で解説しています。
夜の暑さ対策②着るものは大人-1枚
赤ちゃんは体温の調整機能が未熟なので、着せた分だけ体温が上昇してしまいます。過度な体温上昇はSIDS(乳幼児突然死症候群)を引き起こしてしまいますので、着せすぎには注意しましょう。
生後4ヶ月以降のお子さんであれば大人より1枚少ないくらいが丁度良いです。イメージとしては大人が「この恰好に掛け布団(ブランケット)がほしいな」と思うくらいの服装のみ、掛け布団なしで寝るのがいいでしょう。
赤ちゃんの掛け布団使用は窒息リスクがあるので避けてくださいね。
夜の暑さ対策③風呂はぬるめ or 1時間前に済ます
先ほどの雪山理論のように、体温が下がって眠くなってくるものなので、お風呂から上がった後の身体がホカホカした状態のまま着替えて寝るのはなかなか難しいものです。
しっかり温かいお風呂に入ったのであればお風呂後45分〜1時間程度空けて、上がった体温が下がってから寝るようにするとスムーズに寝つけます。
寝る直前にお風呂に入るなら、ぬるめのお湯に設定しておきましょう。
夜の暑さ対策④エアコンの風を直で当てない
エアコンは身体に悪いイメージがあるかもしれませんが、それはずっとつけっぱなしで外に出ず、ずっと冷えた状態でいるとクーラー病になる可能性もある、という話です。クーラー病をを避けようとエアコンをつけずに過ごすと、夜間熱中症のリスクが高まります。
夜間熱中症は室温が28度を超えるとリスクが高まると言われているので、適度なエアコン活用は必要です。
ただエアコンを使う際は赤ちゃんに直接風が当たらないようにしてください。直接当たることで肌の乾燥、体温低下を引き起こします。
もしどう調節しても直接当たるようであれば、エアコンの風向きを変える別売りアイテムとしてエアコンウィングがあるので検討してみて下さいね。
夜の暑さ対策⑤接触冷感アイテムの活用
人間の感じる温度は室温だけでなく体感温度というものもあります。
例えば同じ室温の部屋にいたとしても、大理石の床にいるのと、カーペットにいるのとでは肌に感じる温度が違いますよね。それと同じで接触冷感のものを敷いておくと同じ室温でも涼しく感じることができるのでぜひ活用してみてください。
夜の暑さ対策⑥汗を吸うパジャマ
汗というとダラダラと流れるような汗を想像するかもしれませんが、そういった目に見える汗以外にも水蒸気として出す汗があります。この湿気を逃がしてくれる、吸湿性の高い素材のパジャマを選ぶのが良いでしょう。
おすすめは綿100%のもの、またはレーヨンが混ざっている涼感素材のものもOKです。
半袖に長ズボンのパジャマがおすすめです!
おわりに
寝てくれないというのはただでさえ大変なのに、夏は「暑い」「早く日が昇る」など起きやすくなる要素が追加されるのが悩みどころです。
涼しく過ごせる工夫をして、ぐっすりねんねできるように環境を整えてあげましょう!
▼YouTube動画でも詳しく解説しています。