優しい子に育つ秘訣は脳にアリ!たった1つ、親が簡単にできる方法を解説
子育て中の皆さん、いつもお疲れさまです。
育児をする中で子どもにはどんな子に育ってほしいか、いろいろ願いはありますよね。
思いやりを持って欲しい、勉強・読書好きになって欲しい、努力家になって欲しい…などあると思いますが、その中でも優しい子になってほしいというのは願いの1つにあるのではないでしょうか。
今回の記事では乳幼児育児アドバイザーのねんねママが、優しい子に育つシンプルな法則を紹介します。
これは先程あげた思いやりを持って欲しい、勉強・読書好きになって欲しい、努力家になって欲しい…という場合も応用が効く科学的な方法なので、ぜひ最後まで読んで子育てに活かしてくださいね!
優しい子に育てるには、親が優しくすること
優しい子に育ってほしいなら親が人に優しくしている姿を見せてください。
皆さんはミラーニューロンという言葉を聞いたことはありますか?
ニューロンというのは神経細胞のことです。その一部の細胞では、自分はじっとしていても相手の動きを見ただけで、その行動をしたときと同じ動きを再現する能力があります。
これは科学的に証明されていて、猿を使ったミラーニューロンの実験があります。猿の目の前で手を動かして作業していると、猿の脳の中も手を動かす神経細胞が活動したというものです。自分が動いていなくてもやっているように思うその状態がまるで鏡のようだとされその神経細胞がミラーニューロンと言われています。
簡単に説明すると、他人に「共感」する脳の神経細胞です。
例えば相手が腕組みしていると、ついつい自分も腕組みしちゃったことないですか?また、映画を観て、主人公が泣いているのに反応して、もらい泣きしてしまうなどもミラーニューロンの仕業です。
ミラーニューロンは応用できる!
この仕組みを使って、親が周りの人に優しくしている姿を見せると子どもも人に優しくできるようになります。
これは応用も効いて、勉強が好きになってほしいなら親が楽しく勉強している姿を、読書家になってほしいなら親が子どもの前でたくさん本を読んでいれば良いのです。
「こんな子どもに育ってほしいな」というのがあるならそれを親が体現することが大切です。
このミラーニューロンは一説によると新生児期から既に脳内で活動していると言われています。ですから、赤ちゃんの頃から親が鏡になっている気持ちで接すると良いですね(もちろん無理のない程度に)。
小さい子どもは言葉のやり取りができない分、周りの大人の表情・感情・声色に敏感に受け取ってたくさんのことを学んでいます。だからたくさんの人と触れ合いながら、親がお手本になる姿を見せていきたいものですね。
優しさは連鎖するもの
親も人間なので完璧にはできないでしょう。
でも、なるべく笑顔でいたり、「ありがとう」「ごめんなさい」をしっかり伝えることは心がけるなど、お手本になる行動を心がけることは良い影響になります。
ママやパパがお互いに対しても、赤ちゃんに対しても、きょうだいに対しても、誰に対しても優しく明るく接することで、その優しさは子どもにも連鎖していきます。
お互いがお互いに優しくして、それが「嬉しいね」「ありがとうね」と言葉に出して共感することでどんどん優しくしたくなるものです。お子さまは親が人に優しく接する姿を見て、「自分もこうなろう」と思い、成長していきます。
育児ではイライラすることもありますが、自分をねぎらいながら優しくする姿を見せてあげてくださいね。
減点方式より加点方式
それでもネガティブなところ、怒ったところを見せることはありますよね。育児は「今日も喧嘩しちゃった」「あのときも怒鳴っちゃった」と減点方式になってネガティブに陥ってしまいがちです。
そこを今日からでも、加点方式にしていきましょう!生きているだけで100点、というところから加点していくんです。
「今日は優しい言葉を言えた!」「グッと我慢して怒らなかった!」など、できたところを褒めて加点してください。
▼YouTube動画でも詳しくお話しています。