7年ぶりに寒い4月 10連休の天気予想
7年ぶりに寒い4月上旬となった関東甲信地方。今後、気温は上向くが、まだ気温の変化がありそう。10連休は晴れの日が多い予想だが、悪天候による事故にはくれぐれも気をつけたい。
冬コートが仕舞えない
「平成最後の寒さ」を何度、言えばいいのでしょう?
10日(水)の凍える雨が最後と思った矢先に、この寒さ。12日(金)の東京は日中も気温が上がらず、最高気温は12.6度でした。ちょうど1か月前に戻ったような気温です。
関東甲信地方では今月上旬の平均気温が平年を1.7度下回り、2012年以来7年ぶりの寒さとなりました。ここまで寒くなるとは予想せず、コートをクリーニングに出してしまったことが悔やまれます。
桜が開花したあとの気温をみてみましょう。
東京では最高気温が20度を超えた日もあれば、先日のように凍える雨もあり、気温の変化が大きいです。
気温は平年並みでも
今後、気温は上向く予想です。
でも、平年との違いがはっきりせず、予想に不確実さを感じます。北ほど冷たい空気の影響を受けやすく、南ほど暖かい空気が流れ込む。その間に位置する東日本は冷たい空気と暖かい空気が交互に影響する天気をイメージします。
つまり、気温の変化が大きい天気はまだ続く可能性があり、冬コートはいらないにしても、肌寒い日がありそうです。
10連休の天気は?
少々、気が早いですが、連休の天気を予想してみました。
最新の1か月予報によると、4月27日から5月10日にかけての天候は高気圧と低気圧が交互に通過する天気変化で、平年と同様に晴れの日が多そうです。
こちらは今年の10連休にあわせて、最近10年の東京の天気を調べたものです。
晴れが約6割を占め、くもりと雨がそれぞれ2割程度です。
この10年間で晴れの日が一番多かったのは4月29日、一方、雨の日が多かったのは5月1日と6日です。今年もこの通りになるとはいえませんが、予定を決める参考になるかもしれません。
そして、忘れていけないのは連休中の事故です。2年前の2017年4月29日は強風が吹き荒れ、滋賀県の琵琶湖では釣り客らが乗ったボートやヨットが転覆する事故がありました。また、山岳遭難が相次いだ年(2014年)もあります。出かけるときは天気予報の確認を。
【参考資料】
気象庁:向こう1か月の天候の見通し、平成31年4月11日発表