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三重県で局地的に猛烈な雨、土砂災害の危険度が極めて危険に

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
雨の様子(ウェザーマップ)

4時間で267.0ミリの局地的大雨

6時間の解析雨量(ウェザーマップ)
6時間の解析雨量(ウェザーマップ)

明け方から、紀伊半島の三重県側で、局地的ですが、断続的に非常に激しい雨や猛烈な雨が降り続いており、午前3時~午前9時までの6時間の解析雨量では、200ミリ以上の赤い地点が出現しています。

また国土交通省の川の防災情報によると、三重県南伊勢町神前浦(南伊勢町役場南島庁舎)では、午前5時~午前9時までの4時間に267.0ミリの集中的な大雨を観測しました。

この大雨により、局地的ですが、土砂災害の危険度が極めて高くなっている所があり、津地方気象台から情報が出されています。

気象台発表”すでに危険な状況”

津地方気象台発表
津地方気象台発表

三重県の南伊勢町では土砂災害の危険度分布で、最も危険な濃い紫色の出現している所があり、気象台からは命に危険を及ぼす土砂災害がすでに発生していてもおかしくない極めて危険な状況との発表がなされています。

紀伊半島の東側への活発な雨雲の流れ込みは、昼頃には一旦ピークを越えそうですが、雨が弱まっても、土砂災害の発生しやすい状況はしばらく続きますので、山や崖の近くには近付かぬよう、また屋内ではなるべく山や崖から離れた2階へ移動するように心がけて下さい。

もちろん避難所が開設されていれば、移動に危険がない限り、早め早めに避難することが重要です。

気象庁から大雨情報が出されていますが、三重県以外も、四国から関東にかけて、南側に向いた斜面や山沿いを中心に、大雨となるおそれがあります。

今後も気象庁の気象レーダーで雨の降り方や危険度分布で土砂災害浸水害洪水の危険度を常にチェックするようお願いします。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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