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【片付け】捨てるのはもったいない!?整理収納アドバイザーが教える「捨てる」「売る」の基準とは?

川崎みさ暮らしの講師

もと海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。

皆さんは片付けが得意ですか?わたしは30年間ずっと苦手でした。特にモノを捨てるのが苦手で、まだ使えるモノを捨てることに罪悪感がありました。しかし、片付けでは「捨てる」は避けて通れない道。この10年を振り返り『こうすれば良かった』と反省を踏まえた、わたしなりの「捨てる」「売る」基準をご紹介させていただきます。

「片付けヘトヘト期」は捨てる一択!

片付けだけでヘトヘトになってしまう時に出た不用品は「捨てる」が一番早く部屋がキレイになります。不用品を売りに行っても、場所によっては買取不可のモノは持ち帰りになる場合も。

片付けでヘトヘト、さらに不用品を売りに行って疲労困憊の状態で、売れ残りの後処理まではとてもムリ!もったいない気もしますが、片付けだけでヘトヘトになる時期の不用品は潔く捨てるのが吉。

売りに行く「期限」を決める

「売りに行こう」と思ったものの、そのままになっている不用品はありませんか?わたしはあります…。そんな時は「〇月〇日までに売りに行けなかったら捨てる」と決めるようにしています。この期限までに売りに行けないということは、今の自分にはモノを売りに行くほどの余裕がない、ということ。

「売りに行かなければ…」と、モノが目に入るたびに気になってしまうくらいなら、サッと捨ててしまった方が、気分もラクになります。

交通費を計算して売りに行くか決める

軽自動車1キロあたり15円

普通車1キロあたり16円

わたしが所属しているコープ委員会での交通費請求に使っている金額ですが、この交通費をもとに売りに行くためにかかるガソリン代と、売った時の予想額を比べて売りに行くか決めることもあります。

例えば、軽自動車で往復で8キロの距離にあるリサイクルショップに不用品を売りに行く場合、ガソリン代だけで約120円。不用品が売れたときの金額が500円だった場合、120円を差し引き実際にプラスになった金額は380円です。

しかも、今の時期はリサイクルショップの買取が激混み中!2時間ほどの査定時間と往復で120円のガソリン代を費やし、380円の利益を得るのが妥当かどうか、と考え「売る」か「捨てる」か決めることもあります。

もうモノに振り回されたくない

片付けたいけど捨てられない、わたしはこの葛藤に何年間も悩んできました。しかし「モノ」と「人生」どっちが大事なのか!?と自分に問いかけてみると、やっぱり人生の方がわたしは大事。まだ使えるモノを捨ててしまう罪悪感はゼロではありませんが「なるべく不要なモノは買わないぞ」と、何百回目かの誓いを自分に立てつつ今日もコツコツ片付けています。

最後までご一読くださりありがとうございます。

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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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