「奇跡の植物」で健康になれる? 今注目を集める「モリンガ麺」とは?
世界が注目する「モリンガ」とは
「モリンガ(ワサビノキ)」という植物をご存知だろうか。インドや南アフリカに自生する可食植物で、葉や鞘は食用として、種はオイル抽出用として用いられる。インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、様々な病気を防ぐメディカルハーブとして扱われるなど、古くから人類の生活に用いられてきた植物だ。
基本的に熱帯、亜熱帯での自生や栽培がされており、最大の生産国はインドとなるが、フィリピンやタイなどでも生産されている他、日本でも沖縄や奄美群島などで商用の栽培が始まっている。
モリンガは別名「奇跡の植物」「生命の木」とも呼ばれ、ビタミンやミネラル、食物繊維などの基本栄養価が非常に高いため、海外では健康食材としても用いられている。また、植物としての成長の速さから、SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の観点からも注目を集めている。
モリンガを練り込んだラーメン?
そんなモリンガを使ったメニューで飲食業界に活気を与えようというイベント『PURE MORINGA × 東京ジャック』が、「国際モリンガ・デー」である7月13日より都内の飲食店で展開されている。参加している店はレストランや居酒屋、ラーメン店、菓子店などバラエティに富んでいる。また原料の売り上げの一部は、モリンガの植栽活動をすすめる基金に使われるという。
その中でも注目を集めているのが、モリンガを麺に練りこんだ「モリンガ麺」を使ったメニューだ。都内を中心に多数店舗を展開しているラーメン店『焼きあご塩らー麺 たかはし』(本店:東京都新宿区歌舞伎町1-27-3)では、モリンガを配合した麺を使ったメニュー2種類を夏季限定(〜9月まで)で販売している。
「じゅんさいの冷たいモリンガつけ麺」は、モリンガを練りこんだ緑色のオリジナル麺に、じゅんさいと鶏スープをベースに作ったつけ汁を合わせた冷たいつけ麺。「彩りトマトの冷しモリンガ麺」は、モリンガ麺とトマトをはじめ夏野菜をふんだんに使った冷たいラーメン。いずれも1ヶ月ごとに販売店舗が異なる。
都内の飲食店が多数イベントに参画
『PURE MORINGA × 東京ジャック』イベントでは、他にも様々なジャンルの飲食店がモリンガを使ったメニューを開発し、提供している。身体にも良く、地球環境改善にも寄与するモリンガメニューを、この機会に試してみてはいかがだろうか。
※写真提供:各店舗(出典があるものを除く)。
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