ほったらかしでも介護食が作れる!「真空保温調理器」でカンタン調理
介護頑張る栄養士 めぐねこです。
根菜類や煮込み料理が恋しくなってきましたね。でも「根菜類は硬いから介護食には難しい」と思って諦めていませんか?諦める必要はないですよ!今回は私が愛用している調理器具「真空保温調理器」をご紹介します。これを使えば、筑前煮も、きんぴらごぼう、煮豚等の和食からカレーやシチューなどの煮込み料理が柔らかく、味が染みて美味しくできます。介護食のレパートリーを広がりますよ。
「真空保温調理器」で有名なのがサーモスから販売されている「シャトルシェフ」がネットなどで検索すると出てくると思います。私が使っているのは2.8Lタイプのものです。
「圧力鍋ではダメなの?」と思う方もいると思います。使い慣れている方は圧力鍋でもOKですが、「ほったらかし」の点から考えると「真空保温調理器具」の方がおススメです。その理由は
1.調理鍋を加熱し、所定時間沸騰させてから保温容器に入れて蓋をして余熱で加熱するので、最初だけ調理すれば後は他の用事ができます
2.ゆっくり火が通るので味がよく染みます
3.根菜類も半日あれば介護食の「容易にかめる」人にも食べられる柔らかさになります
4.柔らかいので刻んだりつぶしたりも簡単にできます
5.塊肉も柔らかくなるので、普段は食べることが難しい煮豚や塊肉を使った料理も食べられます
私はこの鍋で煮物やおでん、カレーなどはもちろん豚汁やけんちん汁なども作っています。時間があるときは煮豚等も作ります。
この鍋で料理すれば、ほとんどの食材は柔らかくなるので介護メンズも野菜が食べずらい、残すということはありません。
ただ、例外の食材もあります。それはタケノコです。タケノコは柔らかくならず味が染みるだけなので、私がおいしく頂いています。
じゃがいも、玉ねぎ、ねぎは加熱しすぎると溶けてしまうので、ゴロっとした感じを残したいときは、いつもより大きめに切って加熱すると形が残ります。食べる時に大きする場合は、切ってから食卓へ出してあげてください。
最初に具材を加熱調理して後は保温鍋に入れるだけなので、病院同行の時や手抜きをしたいときによくこの鍋でカレーや煮物、豚汁など作っています。ずっと火の側にいなくてもいいので、他の用事ができます。またガスを使う時間を短縮できるので節約にもつながります。
普通の鍋よりもお値段はお高めですが、介護食を作るのにとても便利です。料理のレパートリーも広がります。もちろん普通の食事を作る時も、ほったらかしでできるので便利ですよ。
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。