使わなきゃもったいない!魚の缶詰で介護食!サバ水煮缶1つで2品できちゃうオススメレシピ
介護頑張る栄養士 めぐねこです。
「今年はさんまが豊漁です」なんてニュースが流れて介護メンズも「さんま食べたい…。でも骨が刺さったら怖いから食べれない…」なんて少々落ち込んでいます。確かに魚の料理のレパートリーを増やしたいけど「骨なし」の魚なんて種類が限られている。でも缶詰なら骨も気にせず食べられます。缶詰独特の風味が気になるなんて言う方もいるかもしれません。そこで今回はサバの缶詰を使うメリットとごはんにもお粥にも合う「サバのそぼろ」のレシピをご紹介します。
魚の缶詰のメリットは
1.日持ちする
2.缶に密閉後、加熱殺菌、冷却をするので味が均一で柔らかい
3.そのまま食べられる
4.骨まで食べられるのでたんぱく質の他にカルシウムもとれる
サバ缶には、カルシウム・ビタミンB2・EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでいます。
・カルシウム:歯や骨などを作っている栄養素
・ビタミンB2:おもに脂質の代謝に関わっていて、皮膚や粘膜、爪、髪などを健やかに保つ働きがあり、成長促進に欠かせない栄養。
・DHA:脳のはたらきを活性化させるのに役立つ栄養素。
・EPA:血栓を作らせないようにし、コレステロール値を下げることで血液の流れをスムーズにする働きをする栄養素。
これらの栄養素は私達の体内で合成される量が非常に少ないので、食事でしっかりと摂取する必要があります。特に鯖缶の汁にはEPA・DHAが溶け出しているので、捨てずに一緒に食べることがオススメです。
今回紹介するレシピは身の部分と汁を分けて使うので、1缶で2品作る事ができます。
☆サバ缶しょうが味噌そぼろとあら汁風☆
<材料>
・サバ水煮缶 1缶
・生姜すりおろし 1かけ分(しょうがチューブでも可)
・ゴマ油 大さじ1、 味噌 大さじ2、砂糖 大さじ1
1.生姜はすりおろしておく。サバ缶は汁、身と分けておく。汁は捨てずに別の容器にとっておく。
2.小鍋にごま油を入れて、弱火で生姜を炒めて香りが出てきたらサバの身、味噌、砂糖を加えてサバの身をつぶしながら木べらでほぐすように炒める。サバの身を入れたら中火にする。
3.水分が飛んでパラパラになったらサバのしょうが味噌そぼろの出来上がり。
4.残った汁はみそ汁の「出汁」にするので、水、お好みの野菜と一緒ににて味噌(分量外)を溶く。サバのあら汁風の出来上がり。(おすすめの具は大根とねぎ)
サバ1缶で2品できちゃいました!わが家は私も介護メンズも食べるので1日でなくなっちゃいます。骨も気にせず、魚をたっぷり食べれるので満足感もあります。魚独特の臭みも生姜で消えるので食べやすいですよ。
介護食にも便利な缶詰料理。ぜひお試しください!
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。