ちょっと待って!温かい麺類を出すときの注意点
肌寒くなってきて、暖かい麺類が恋しくなってきますね。介護メンズも「温かい麺料理が食べたい」と言うようになってきました。うどん、そば、温麺、ラーメン等味付けも具材も変えればレパートリーの幅も大きいのでこれからの季節には、とても便利な料理です。ですが、食べる時の注意が!
1.出来たては美味しい!けど「やけど」に注意!
出来たてアツアツで美味しいですが、介護食で「アツアツ」は口の中をやけどする可能性があります。介護食を食べている人は「フーフー」と冷ますのが、難しいことがあります。なので、出来たてを食べて欲しいけど、やけどをしたら大変です。スープを早めに作っておく、麺類を先に作ってから他の料理をする等、少し冷めたかな?くらいがちょうど良いです。
2.食べる時の香辛料(コショウや七味唐辛子)に注意!
ピリッとして、味のアクセントになる香辛料は美味しく食事をするのに欠かせませんが、ちょっとしたはずみで「むせかえる」可能性があります。「むせる」事自体は悪いことではありませんが、あまり「むせる」ことが続くと「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」のリスクが上がります。「香辛料を使うな!」とは言えませんので、先に料理の中に入れてから食事を提供するか、本人に直接「むせるから気をつけて食べてね」と声をかけてください。
3.麺類の長さに注意!
介護食を食べている人は麺類を「すする」力も低下している場合があります。食べやすい長さに麺をあらかじめ切っておくと、食べる人も安心して食べられます。私は麺を切るのが面倒なので、乾麺を茹でる前に半分に折ってから茹でています。茹で麺や生麺は、茹でる前に切ってから茹でます。
麺料理は、具材を工夫するだけで1品でも立派な食事になります。それをこれからの季節は多く取り入れていきたいと思います。なので、安心して食べてもらうための「ちょっとした工夫」を覚えておくと便利ですよ。
※嚙む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師、看護師、管理栄養士などにご相談ください。