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【泉南市】存在感うすいけど絶品。駅チカスーパーで売れ続ける「極厚・極上 はちみつトースト」150円

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉佐野市など)

とある休日、主人が買ってきたパンにびっくり。
なんじゃこの厚みは!
重厚感を醸し出す「はちみつトースト」の凄みに「これ、一体どこのパン?」と尋ねると、「ん? 松源やで」って、それってスーパーやん!
しかも150円(泉州価格)。
またまた松源さんありがとう。

参考記事:物価高でもこのクオリティーでこの安さ!「スパイシーチキンドッグ」158円。@松源和泉砂川店

極厚で極上。「スイーツ」と化したスーパーのパン

今回ご紹介するパンは、「松源 和泉砂川店」「はちみつトースト」

オープン当初から売れ続けているというその存在に気づいていない人も多いのではないでしょうか。

「はちみつトースト」150円(税抜)
「はちみつトースト」150円(税抜)

まず驚くのが、この厚み。食パン1本(3斤)を6等分にしたという厚みは、約6センチもあります。

おなかを満たしてくれることは間違いなさそうですが、その美味しさもかなりのもの。

たっぷり染みたバターが厚い層となり、「サクっ、じゅわっ食感」を生み出しています。切れ込みに流し込まれた はちみつがいい塩梅でバターの塩味とマッチしていて、上の層はかなり濃厚。ちぎりながら“白い部分”とあわせていただくことで「ほんのり甘いスイーツ」になり、最後まで美味しく食べ進めることができます。

松源で売られる一部のコーナーのパンは、生地づくりから焼き上げまで、厨房でひとつずつ手づくりしています。そのため、パンそのものが美味しく、時間帯によっては「焼き立て」が提供されることも。
わたしがうかがった9時すぎ頃は、まだ店頭にパンが並びきっていない時間帯だったため、スタッフさんに声をかけて「はちみつトースト」を包んでいただきました。

一般的なスーパーでよく見かける「鮮魚」「精肉」コーナーのごとく「パン」の厨房を構える松源。軽快に働くスタッフさんは主婦の方がほとんど
一般的なスーパーでよく見かける「鮮魚」「精肉」コーナーのごとく「パン」の厨房を構える松源。軽快に働くスタッフさんは主婦の方がほとんど

アルミホイルでふんわり包んで

大好きで何度も食べている「はちみつトースト」ですが、アルミホイルでふんわり包んでトースターで温めると、しっとりホクホクの食感に。

土台部分はアルミホイルで覆い、蒸し焼きに。サクッとさせたい表面は、じっくり火をあてて(焦げに注意)
土台部分はアルミホイルで覆い、蒸し焼きに。サクッとさせたい表面は、じっくり火をあてて(焦げに注意)

オープン当時は単品トップの大人気商品

ひっそり売れ続けている「はちみつトースト」は、「松源 和泉砂川店」がオープンした当時(4年程前) 単品で売り上げ1位を誇る大人気商品でした。

「コメダ珈琲」が好きで通い詰めていた当時の店長が、「喫茶店で提供されるような分厚いパンを販売したい」と着想し、開発へ。
近隣に人気のパン屋さん(現在は閉業)があったため、パンコーナーの売れ行きが芳しくないことを思い悩んでいたのだとか。
オープン時は、ほとんどのパンが98円で販売される中、「はちみつトースト」は128円。「“高級パン”にもかかわらずよく売れていた」という地元スーパーならではの感覚にほっこり。現在は150円の“高級パン”として、売り場を支えています。


まるで「シロノワール」

当時の店長の想いを受けて、こんな食べ方をしてみました。

このお皿はけっして小さくないのだけどこんなことに
このお皿はけっして小さくないのだけどこんなことに

パンとアイスクリームを組み合わせて「シロノワール」風に。
“追いはちみつ”でより濃厚に。
パンを少しずつ手でちぎりながら、アイスを盛っていただきました。最高!

「おうちカフェ」という言葉の流行も久しいはずなのに、つい外でお金をつかってしまうこの頃。スーパーのパンで喫茶店さながらのメニューが楽しめるなら、節約にはもってこいです。みなさんも素敵なアフタヌーンティーを。

【基本情報】
店名:「松源 和泉砂川店」
住所:泉南市信達牧野206(Googleマップ参照)
Tel:072-447-9800
営業時間:9:00~21:00
駐車場:あり/ 「松源」ご利用のお客様は60分無料。入庫後24時間毎400円。
*駐車サービスのご利用は、「お買い上げ当日の店舗レシート」と「車のナンバーの入力」が必要となります。レシートの紛失にご注意ください。
取材協力 「松源 和泉砂川店」店長 森本 祐加 様
*記事内容は取材当時のものです。

ライター(泉佐野市など)

大阪府泉南市・泉南郡・泉佐野市担当。 なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちのまちのちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。みなさまの日常がもっともっと楽しくなりますように。 2023年2月、2023年5月、2024年9月MVA受賞

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