出世に向かない性格、出世に向かないタイプ。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「出世に向かない性格、出世に向かないタイプ」
というテーマでお話したいと思います。
世の中には、出世に向かない人がいます。
すみません。この場合の出世とは、会社内で地位があがることを指します。読んで字のごとく、「俗世間から出る、仏門に入る」という意味ではございません。悪しからずご了承ください。
私は、カウンセラーになる前、大きな会社でサラリーマンをやっていました。
当時の私は、人並みに、普通に出世したかったです。
私が出世したかった理由は、①出世すると給料があがること、②出世すると自分に命令して来る人の数が減ること、でした。決して、①上に立ちたいから、②威張りたいから、③人に命令したいから、④人に頭を下げられたいから、出世したかったわけじゃぁありません。
私は、出世しないのは避けたかったです。
何故かと言うと、出世しないと、出世した奴らから軽く見られそうで、また、出世した後輩から命令されそうで、それが嫌で出世したかったのです。
私は、結局、サラリーマンを10数年やったのですが、結論から言うと、出世コースから外れた社員でした。理由はいろいろあるのですが、私は上司から見て可愛くない部下でした。それが出世できなかった1番大きな理由ではないかと思います。
可愛くない部下は、出世できないし、また出世に向かない部下です。
その後、私は、サラリーマンを辞めてしまいます。辞めた理由は、別に、出世街道から外れたから…という理由ではないのですが、あの時、30代の半ば、会社を辞めて本当に良かったと思っています。あのままサラリーマンを続けていたら、出世しなくて気持ちが腐っていただろうと思うし、出世したら出世したで、部下の育成に大きな悩みを抱えていただろう…と思われるからです。
私(竹内成彦)は、出世に向いていません。
というのは、出世すると少なからず部下を持つ可能性が高くなるかと思うのですが、私は人に対して、命令も指示もお願いもするのが苦手な人間だからです。
よって私は、もしも出世して上司という立場になったら、かなりポンコツな上司になったかと思います。部下に明確な指示を出せない、部下を適切に叱れない、そんな頼りない上司になっていたかと思います。
私のような、上司に向いていない人というのは世の中にたくさん存在します。特に子どもタイプの人は、上司に向いていません。現に、部下時代は活き活きと仕事していたのに、上司になって部下を管理する立場になった途端、覇気を失う人もいらっしゃるくらいです。そういう、出世に向かない人は、頑張って出世を目指さなくってもいいんじゃないかなと思います。もしくは、部下なし出世を目指すべきではないかと思います。
続いて、「出世に向く人になるためにはどうしらいいか?」ということになるのですが、1番は、上司の意図を、たとえ間違っていたとしても、敏感に察知し、そして行動に移し、上司から可愛がられる人になることです。そうすれば出世に向く人になります。
続いて、「出世に向かない人が部下を持つ立場になってしまったら、どうしたらいいか?」 についてお話します。そういう人は、自分が上司になったら、自分の頭の中に架空の、そして理想とする上司を作り、その人の下で働いているという感覚を持ちながら、部下に接すること、部下の指導にあたることです。そうすれば、良い上司になれますし、出世しても大丈夫な人になります。
今、重要なことを二つ言いました。
ひとつめは、上司から可愛がられるような部下になれ。
ふたつめは、上司になったら、自分の頭の中に、架空の理想の上司を作れ。
ということです。
でもマア無理しないことが大切です。何と言っても出世に向く向かないの性格、半分ぐらいは、生まれつき決まっているものだからです。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。