50代からの資産運用 配当利回り6%を狙うには
夏は株価が下落下がりやすいというアノマリーがあります。反対にハロウィンから年末にかけて、4月は株価が上がりやすいとされています。
年末はクリスマス商戦もありますが、夏は欧州などではバケーションで1ヶ月程度働かない金融関係者もいます。
さて、アノマリーは効率的市場の仮説では説明のつかない証券価格の変則性のことです。明確な理論や根拠があるわけではないですが、当たっているかもしれないとされる相場の経験則や事象のことです。
このような相場の中ではキャピタルゲインを追求するよりも、確実に得られるインカムゲイン狙いの資産運用を心がけるべきです。
金の卵を産む金融商品を入手できれば確実に毎年の収入を増やすことが狙えるからです。
また、長期間保有する配当銘柄を仕込むのであれば取得時の株価は安いほうがよいからです。
シンガポールのREIT(不動産投資信託)も配当利回りが6%前後と高くインカムを狙いたい富裕層にも人気があります。
REIT(不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資家に配当する金融商品のことです。
投資家は、不動産投資信託を通じて間接的に複数の不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を受けることができます。株式と同じように取引所に上場しているために、売買が容易で一般に数万円など少額での投資が可能です。
REITはそもそも株と債券の両方の特性を持ちます。好況市場では配当も高く基準価格も上がりやすく、不況下では暴落しやすく配当も削られる注意点はあります。
REIT法人は賃貸業に特化した不動産業を営んでおり、オフィスビルやショッピングセンターを保有してテナントを入れ替えながら賃料を稼ぐといったビジネスモデルです。REITは債券の利払いのように、定期的に分配金を出します。加えて、REIT法人の収益動向に価格がリンクしています。REITと一言で言っても種類があり、商業施設、オフィス、工業用、ホテルなどがあります。
シンガポールの個別のREITに投資をするには、シンガポール市場の取り扱いがある証券口座の開設が必要です。しかし、日本のネット証券でもS-REIT をまとめたETFの取り扱いがあるのでこちらを1本保有するのも便利でしょう。
「ライオン フィリップ S-REIT ETF」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/lion-phillip/index2.html
日本からシンガポール株に投資をしたい場合、ストレーツ・タイムズ指数というシンガポール証券取引所における株価指数があるために同証券取引所に上場する銘柄のうち上位30銘柄で構成されるインデックスに連動するETFを購入することも考えられます。日本のネット証券でも取り扱いがあります。
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