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【観葉植物】【旅行対策3】自動水給水機を自作する

ぶたじるグリーンアドバイザー

前回、市販の自動給水機についてご紹介しましたが、土に挿すタイプの自動水給水機は手軽で便利なのですが、1個の鉢につき1個の水やり機が必要になるため、大量に植物があるわが家は、全部の鉢に対して用意するのは少々厳しいです。
そのため今回の旅行では自作の自動水給水機も併用して対応しました。
今回は実際に自作した自動水給水機について解説します!

自動水給水機の自作

トップ画像は完成系の写真になります。ペットボトルと鉢(の中の土)を麻紐で繋ぎ、ペットボトルの水がゆっくりと土に浸透していく仕組みになります。簡単ですよね?とてもメジャーな方法なので、実際に使用している方も多いと思います。

用意するものもとてもシンプルで、

  • 麻紐(ホームセンターや100均で購入できます)
  • ペットボトル(水を溜められるものなら何でもOK)

のみです!

[今回使用した道具達]
[今回使用した道具達]

作り方

適当な長さに切った麻紐の両端をそれぞれ結び、麻紐を一度水につけてから絞ります。この工程をするだけで紐の扱いがとても楽になるので、必ず行いましょう!

[両端をそれぞれ結んだ麻紐]
[両端をそれぞれ結んだ麻紐]

あとは両端をそれぞれ水を入れたペットボトルと土の中に埋めます。土に埋める際はあまり底の方まで入れないようにして下さい。紐が動かない程度に埋めれば十分です。

[土に麻紐を埋める様子。割り箸等があると便利かも]
[土に麻紐を埋める様子。割り箸等があると便利かも]

以上で完成です!
このとき紐が垂れて地面に付かないように注意して下さいね。

[悪い例:長すぎて垂れてしまった麻紐]
[悪い例:長すぎて垂れてしまった麻紐]

紐が余った場合はペットボトル側に入れて調整してあげましょう。また、ペットボトルは鉢よりなるべく高い位置に置いてあげた方が良いですね。

[良い例:余った紐はペットボトル側に入れてあげましょう]
[良い例:余った紐はペットボトル側に入れてあげましょう]

メリット

前述した通り、紐さえあれば複数の鉢に同時に水をあげることが可能です。わが家では大きいペットボトルや花瓶を用意して、そこから複数の鉢を紐で繋いであげました。

注意点

一連の自動給水の記事で何度もお伝えしていますが、土が常に湿った状態となるため植物にとってはあまり良い状態とは言えません。
帰宅したら水やり機を外し、しっかり乾燥させてから元の水やりに戻りましょう。
あくまで不在時のイレギュラーな方法として、普段使いするのはおすすめしません。

向いている植物

  • 鉢植えの植物
  • 培養土を使用している植物

向いていない植物

  • 乾燥を好む植物、サボテン、多肉植物、塊根植物
  • 鉢植え以外の特殊な形状のモノ

実際にわが家では数十個以上の植物で2週間試しました。
残念なことに1個だけ根腐れしてしまったものがありました。注意点でもお伝えしましたが、正直これだけの数を行うのでリスクがあることは覚悟の上でした。1個で済んで良かったと思っています。

自動で水やりをする方法のひとつとして検討して頂けたらと思います。
それではステキなインドアグリーンライフを!!

グリーンアドバイザー

47m2マンションで60種類以上の植物を育成。東向き日当たり微妙な部屋をジャングル化して、植物に囲まれながらズボラなオジサン2人で暮らしています。私達の経験を活かして、観葉植物を育てる敷居を下げるため「ベスト」よりも「ベター」なお世話を目指して情報を発信中!

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