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【観葉植物】【旅行対策1】誰でもすぐ出来る!底面吸水で自動水やり

ぶたじるグリーンアドバイザー

先日、私とパートナーは久しぶりの海外旅行に行き2週間家を不在にしていました。
その際、沢山の方から「旅行中の植物のお世話はどうしていたの?」という質問を頂きました。
これから夏休みやお盆休みで家を長期間不在にされる方も多いかと思いますので、数回に分けてわが家で実際に行った旅行中の水やりと、それぞれのメリット、注意点についてお伝えしたいと思います!

ちなみにわが家では今回の旅行で以下の4つの方法を行いました

  1. 底面吸水
  2. 自動水給水機
  3. 自作の自動水給水機
  4. 保水剤の使用

今回は「底面吸水」について解説します!

底面吸水とは?

[底面給水しているカラテア・パープルローズ]
[底面給水しているカラテア・パープルローズ]

バケツや容器に水を溜めて鉢の底から水を吸わせる方法です。
特別な道具は必要無いため誰でもすぐに実践出来るのが良いですね!

[わかりやすいようにガラス容器を使用していますが、バケツや水を溜められるものなら何でもOK]
[わかりやすいようにガラス容器を使用していますが、バケツや水を溜められるものなら何でもOK]

この際必ず地上部分や鉢全体が水に浸からないくらいの水位にして下さい。
また、十分に水やりをしてから水に浸けて下さいね。でないとすぐに水を吸ってしまいますので。

メリット

前述した通りすぐに実践出来るのももちろんですが、鉢植え以外の植物にも応用出来るのもメリットです。
例えば以下のような植物は旅行中どうすれば良いでしょうか?

[ディスキディア・アップルグリーン]
[ディスキディア・アップルグリーン]

こちらはわが家で育てているディスキディアです。
土の代わりに木片に植え付けられていて、週に一度シャワーかバケツにドボンして水をあげています。
2週間の旅行となると流石に水切れが心配…
そんなときは底面吸水の出番です。

[底面給水中のディスキディア]
[底面給水中のディスキディア]

植物に水が触れないよう木片だけ水に浸かるようにしてあげます。苔玉仕立ての植物についても同じようにしてあげました!

[苔玉仕立てのアスプレニウム・エメラルドウェーブ]
[苔玉仕立てのアスプレニウム・エメラルドウェーブ]

注意点

植物を育てている方は、以下のような話をよく耳にすると思います。

鉢の受け皿に溜まった水をそのままにしておくと根腐れの原因になる

底面吸水を長期間行うと正にこの状態になるため、根にダメージを与える可能性がある事を覚えておいて下さい。
帰宅したら水を切り、しっかり乾燥させてから元の水やりに戻るのをオススメします。また、あまり間隔をあけずに底面吸水を繰り返すのもオススメしません。

向いている植物

  • シダ類
  • 雑な扱いでも平気なサトイモ科の植物(モンステラ、ポトス、フィロデンドロン等)
  • 湿度に強いベゴニア、カラテア、ヘデラ(アイビー)、ワイヤープランツ、オリヅルラン
  • 苔玉仕立てや板付け等、特殊な形状のもの

向いていない植物

  • 乾燥を好む植物全般
  • サボテン、多肉植物、塊根植物
  • 鉢の底に穴が空いていないモノ

実際にわが家でもいくつかの植物で2週間試しましたが、幸いなことに枯れたものは1つもありませんでした。自動水やりの方法のひとつとして検討して頂けたらと思います。
それではステキなインドアグリーンライフを!!

グリーンアドバイザー

47m2マンションで60種類以上の植物を育成。東向き日当たり微妙な部屋をジャングル化して、植物に囲まれながらズボラなオジサン2人で暮らしています。私達の経験を活かして、観葉植物を育てる敷居を下げるため「ベスト」よりも「ベター」なお世話を目指して情報を発信中!

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