「オープナー」はここから始まった◆最も多くのノーヒッターを導いた捕手…【5月19日のMLB】
◆2018年5月19日
タンパベイ・レイズのセルジオ・ロモが、通算589登板目に初先発。これは、トロイ・パーシバルの639登板目(2007年9月30日)、トッド・ジョーンズの633登板目(2003年6月7日)、チャック・マクエルロイの604登板目(2000年9月20日)に次ぐ「遅さ」。ロモはこの試合で打者3人と対戦し、いずれも三振に仕留めた。翌日も先発マウンドに上がり、1.1イニングを無失点。ケビン・キャッシュ監督が用いたこの起用法は「オープナー」と呼ばれるようになり、レイズ以外にも広がった(「 「オープナー」は有効なのか。レイズの起用を検証する」)。
◆2010年5月19日
史上初めて「8-2-6-3」のトリプル・プレー(三重殺)が成立する。無死一、二塁の場面で、ワシントン・ナショナルズのクリスチャン・グーズマンが打ったライナーを、センターを守るニューヨーク・メッツのエンジェル・パガーンが好捕。ボールは、パガーンからマウンド付近にいた捕手のヘンリー・ブランコ、ブランコから遊撃手のホゼ・レイエス、レイエスから一塁手のアイク・デービスへ転送された。
◆2008年5月19日
ボストン・レッドソックスのジェイソン・バリテックが、マスクをかぶって4度目のノーヒッターを導く。バッテリーを組んだ相手は、2001年4月4日が野茂英雄、2002年4月27日がデレク・ロウ、2007年9月1日がクレイ・バックホルツ、そして、この日はジョン・レスター。2015年7月25日には、フィラデルフィア・フィリーズのカルロス・ルイーズが、バリテックの4度に並んだ。
◆1962年5月19日
セントルイス・カーディナルスのスタン・ミュージアルが、通算3431本目のヒットを打ち、ホーナス・ワグナーを抜いてナ・リーグ記録を更新する。現在、ワグナーの通算安打は3420本とされることが多いが、当時は3430本が定説だった。ミュージアルは通算3630安打。カーディナルス一筋にプレーし、「スタン・ザ・マン」と呼ばれた。
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