ワールドシリーズ優勝メンバーの半数がFAに。パーラは読売、レンドーンはエンジェルスへ
昨年、ワシントン・ナショナルズは、モントリオール・エクスポズ時代を含め、球団初のワールドシリーズ優勝を成し遂げた。そのシリーズ・ロースターに名を連ねた25人中12人は、オフにFAとなった。
スティーブン・ストラスバーグは7年1億7500万ドル(2017~23年)の契約途中だったが、残り4年1億ドルをオプト・アウト(破棄)。ハビー・ゲラは球団からノンテンダー(契約解除)とされ、ヤン・ゴームズは球団オプションの900万ドル、マット・アダムスは相互オプションの400万ドルを破棄された。
もっとも、半数の6人はナショナルズへ戻った。それぞれの再契約は、ストラスバーグが7年2億4500万ドル(「1億ドル以上の大型契約を「2度」も手にした選手たち。ストラスバーグは8人目」)、ダニエル・ハドソンは2年1100万ドル、ゴームズは2年1000万ドル、ハウイ・ケンドリックは1年625万ドル、アズドゥルバル・カブレラは1年250万ドル。ゲラはマイナーリーグ契約だ。メジャーリーグに昇格すると、年俸100万ドルとなる。
他の6人も、現時点で他球団へ移ったのは2人しかいない。アンソニー・レンドーンはロサンゼルス・エンジェルス、ヘラルド・パーラは読売ジャイアンツへ。レンドーンの契約は、ストラスバーグとまったく同じ、7年2億4500万ドルだ。
2005年のデビュー以来、ナショナルズ一筋に15年プレーしてきたライアン・ジマーマンは、2020年もナショナルズのユニフォームを着る可能性が高い。今月半ば、ワシントン・キャピタルズの練習に「サプライズ・ゴーリー」として参加した際、ジマーマンは記者たちに、ナショナルズと話し合っていると語った。
また、アダムスとブライアン・ドージャーの動向は不明だが、フェルナンド・ロドニーについては、1月下旬にMLBネットワークのジョン・ヘイマンが「4球団がフェルナンド・ロドニーをチェックしている」とツイッターで報じた。ロドニーは3月に43歳となる。2019年の開幕直後にイチローが引退してからは、最年長選手としてプレーしてきた。