寒くなってきた秋冬、赤ちゃんに最適な寝る時の服装とは? 室温別パジャマ【専門家解説】
ここのところ急激に気温が下がってきて、
「赤ちゃんに何を着せてあげたらいいんだろう?」
「冬はどんな服装で寝かせればいいの?かけ布団や毛布は必要?」
と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、そんなみなさんのお悩み・疑問を解決していきます。
赤ちゃんにかけ布団や毛布は必要か
答えは「不要」です。
もう少し正確に言えば、0歳児はかけ布団や毛布を使用すると窒息の危険が伴うので控えましょう。寝床にやらわかいものがあると、鼻や口をふさいで呼吸を妨げる可能性があるためです。
1歳以降であれば適宜必要に応じて使用しても構いませんが、子どもは寝相が悪いので布団をかけても剥いでしまうことがほとんど。
そんな寝相の悪いお子さんや安全のためまだかけ布団などが使用できない0歳児におすすめなのはスリーパーです。
スリーパーとは丈の長いベストのような形をした“着るお布団”です。
寝返り前のお子さんであれば、おくるみを使っていただくのも良いでしょう。
室温別・寝る時の服装
寝る時の寝室の温度は20〜22度を基準としつつ、季節によって少しずつ調整するイメージを持っていただけると良いかと思います。
寒い季節は18〜20度程度が目安です。
室温22度の場合の服装例
長袖長ズボンの綿パジャマ(またはロンパース) + スリーパー(4〜6重ガーゼ/タオル地)
※もしくは、肌着ありでスリーパーなしでも◎
室温20度の場合の服装例
半袖肌着+長袖長ズボンの綿パジャマ(またはロンパース) + スリーパー(4〜6重ガーゼ/タオル地)
室温17度を下回る場合の服装例
半袖肌着+長袖長ズボンのパジャマ/ロンパース(キルティングなど厚手のもの)+スリーパー(フリース素材や足まで覆われているスリーピングバッグなど)
室温15度〜30度、1度ずつの詳細なパジャマの目安は別記事で解説しています。
動画ではパジャマやスリーパーの素材も含めてご覧いただけます↓
暖めすぎには注意
寒いから!とついつい大切な赤ちゃんにたくさん着せて、暖かくしてあげたくなりますが注意も必要です。
暑いと寝返りも増えますし、あせもができたりして肌にかゆみが出てしまうこともあります。また、温め過ぎは過度な体温上昇を招き、乳幼児突然死症候群のリスクにもなると考えられていますので、着せすぎには注意をしましょう。
※イラストや動画は必ずこの通りに着せましょうというものではありません。ご家庭の状況や敷パッドの暖かさなどによっても変わってきますので、一つの目安として参考にしてみてくださいね!
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乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ
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