ゴルフに必要な股関節の回旋力を鍛える方法
ゴルフ専門トレーナーの谷崎です。
前回の記事で地面反力を使うコツについて書きました。
今回はそれよりさらにステップアップした内容です。
ゴルフは「回旋」を伴うスポーツですので、地面反力を使ってしっかり地面を押しつつ、「回旋」する力を付けていく必要があります。
早速具体的なトレーニングをやってみましょう。
よりゴルフの動きに近づけた内容になりますので、前傾の姿勢でやっていきます。
正拳突き
1. やや深めのアドレス姿勢になります。
2. 頭の真下を目がけて、左右交互に地面にパンチをします。
<気を付けたいポイント>
・パンチしていない側はしっかり肘を引きます。
・顔の向きは変わらないように注意です。
上半身が大きく回旋し、胸の向きが右へ左へと変わりますね。
それに伴って骨盤も自然と動きます。無理に止めないでください。
何度も繰り返して慣れてきたら、股関節と足裏に集中してください。
上半身が右を向いたとき、股関節はどんな感覚かな?
その時の足裏はどんな感覚かな?と意識してみます。
「自分がどう感じるか」はとても大切です。
それと同時に身体のサイドが伸びていることも確認しましょう。
片足上半身ひねり
1. ゴルフのアドレス姿勢で片足立ちになります。
2. 片足立ちになったら、そのまま上半身を左右交互に10回ひねります。反対の足でも同様に行います。
前傾を維持して片足立ちになるだけでも難易度が高いので、難しいと感じた人は浮かせている足を地面にそっと付けて行ってみましょう。体重配分を調節してみて下さい。
<気を付けたいポイント>
・骨盤の高さが左右で変わります。
・おへその向きを右へ左へと変えるイメージがわかりやすいです。
・支えている足のお尻やもも裏を使っている意識が大切です。
・しっかりと足の裏で地面を押し返しましょう。
片足上半身ひねり(上級編)
先ほどのエクササイズに負荷を加えます。
ダンベルなどの重りを片手に持って行います。
さらに難易度が上がりますので無理せず、写真のようにつま先を床についておくと良いでしょう。
写真では12キログラムで行っていますが、自信のない人は2~4キログラム程度から始めて、徐々に上げていきましょう。
負荷がかかっている分、地面を押す感覚がわかりやすいトレーニングです。
骨盤の動かし方は、こちらを参考にして下さい。
エクササイズで意識すべき点をしっかり身体に刻み込むと、ゴルフスイング中もその感覚を呼び起こして力強く打つことに繋がります。
是非やってみて下さいね。