ゴルフトレーナーの谷崎です。

正しい腰の回し方ってどんなの？と思う方はかなり多いですね。

まず下の写真を見てみましょう。

ブランコのような椅子に座ってグルグル回るやつです。

乗り降りするときは当然クサリは下へ垂れ下がっていますね。（下の写真）

回転すると遠心力で椅子はどんどん中心から遠ざかっていきます。

椅子をぶら下げているクサリの部分は単体では動きません。遠心力で勝手に斜めになります。

これを人の体で考えてみましょう。

腕をダランと脱力した状態で、体をグルンと回すと回転ブランコのように腕は浮き上がってきます。

これは直立して回した場合です。つまり回転軸はほぼ垂直の状態。

ゴルフの場合は前傾しているため、この回転軸を傾ける必要があります。

下の絵で、胴体部分を回旋させるイメージがわかりやすいですね。傾いたまま回旋です。

多くの人は骨盤を地面に対して水平に回旋させようとします。

そうすると回転ブランコのように、腕や手元は浮いて地面から離れていく方向へ上がってしまいます。

上体も起き上がりやすくなりますし、スイングプレーンも崩れることになります。

正しくは、骨盤も前傾を保ったまま回転させるということです。

地面と水平に回旋させるのではありません。

これをやりやすくするためには、体の側屈が重要になってきます。

体を左へ側屈してみます。そうすると体の右側が伸びます。

次に、そのまま体を右へ向けてみます。これがバックスイングの形になります。

つまりバックスイング時には、身体の右側が伸びているということです。

フォロースルー側はその逆で体の左側が伸ばされる形となります。

※全て右利きの場合で説明しています。左利きの人は左右逆になります。

しっかりと体の横が伸びていることを感じられると、軸が安定して再現性が高まりやすいです。

こちらの記事にエクササイズも載っています。参考にしてみてください。