整理収納アドバイザーが解説!片づけられない人が最初に捨てるべきもの
整理収納アドバイザーとしてお客様宅を訪問していると、片づけられないお客様が共通して持っているものがあります。
今回は片づけがられない人が最初に捨てるべきものを紹介します。
まず捨てるべきものは「完璧主義」
・片づける前にきっちり計画を立てて実行したい
・今日一日ですべて片づけたい
・いつでもスッキリしていたい
片付けが苦手な人は完璧主義で、「計画通り、理想通り」を求める傾向が強いです。
…と、言われると
「完璧主義じゃないのに片づきません」と言われますが、
・週末になると片づけ計画を念入りに立てる
・SNSで片づけ方法をあれこれ検索している
・また家族が散らかすと思うこと、片づける気にならない
・3日で片づける方法など、短期で結果が出る方法を求めている
絶対に失敗しないように、完璧に片づける方法を模索していませんか?
完璧を求めてしまうワケ
・計画を立てたけど終わらなかった
・せっかく片づけたのに家族が散らかしてしまった
・いつの間にかリバウンドしてしまった
実際に片づけてみると、失敗することが多々あります。
上手くいかないと腰が重くなり、なかなか行動に移せなくなります。
失敗しないように、「一回で上手く片づくこと」を求めすぎてしまうのです。
失敗は悪いことではなく、成功への第一歩
実は失敗にはうまく片づけられるヒントがたくさん潜んでいます。
●一日でクローゼットを片づけられなかった
→今回は夏物だけにして、何回かに分けて無理なく進める
●数日で元に戻ってリバウンドしてしまう→
戻しにくい収納になっていないか?と、収納や配置の仕方を見直してみる
失敗した理由を分析して改善することで、片づく部屋に近づくヒントが見えてきます。
逆に言うと、失敗してみないとわからないこともたくさんあります。
片づけは一回で終わらせなくてもいい
片づかない人を見ていると、一度でうまく片づけたいという願望が強いです。
けれども、同じ方法でみんながうまくできる料理とは違い、人や暮らし方によってそれぞれ違うことが片づけの難しい所です。
ドイツに「人生の半分は整理整頓(Ordnung ist das halbe Leben.)」という諺があります。
片づけは1回では終わらないものです。
その都度、暮らしに合わせて改善や見直しを繰り返すことが大切です。
うまく片づけるには、完璧主義を捨てることから始めましょう。
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