ミニマリストは目指さなくてもいい!!片づけたい人がやらかしがちな「たった一つの勘違い」とは?
「ミニマリストになりたい」
「頑張ってはいるけどミニマリストにはなれそうもないです」
お客様からよく頂く相談の一つです。
実はミニマリストを目指す人は、たった一つ、大きな勘違いをしていることが多いです。
今回はその「たったひとつの勘違い」を解説します。
「物が少なければミニマリストになれる」という勘違い
「とにかく物を減らしたいです」
開口一番、このように言われることが多いです。
SNSで見たミニマリスト目指して片づけ始めてみたけど、いざとなると何を捨てていいのかわからない。
一度は経験がある方も多いのではないでしょうか。
ものが少なければ本当に快適?
物がなく快適に暮らしている人を見ると、真似をしたくなってしまいます。
「ハサミの所持数は1本だけ」
1本にすることでものが減らせてスッキリ!
ミニマリストに近づけそうで、試してみたくなるアイデアです。
整理収納アドバイザーでもある筆者のハサミの本数は?
実はハサミはリビング・玄関に各1本、キッチンは2本、計4本所有しています。
「整理収納アドバイザーなのにものが多い」なんて聞こえてきそうですが、これにはちゃんとした理由があります。
ひとり暮らしなのに、ハサミをたくさん持つ理由は?
筆者は根がめんどくさがりでズボラ。
ハサミが1本だけだと戻すのがめんどくさくて、使った場所に放置しがち。
次に使う時は、ハサミを探すことから始めることになってしまいます。
それを回避するには、使う場所に1本ずつ置いておくこと。
使ったらすぐに戻せるようにすることで、放置することがなくなります。
「快適な状態」は人によって違う
片づけが苦手な人は、片づけ上手な人の真似から始めてしまいがちです。
けれども先のハサミの例で考えてみると、
「1本が心地よい人」
「複数ある方が心地よい人」
その人の考え方や普段の行動によって、ものの持ち方は変わってきます。
誰かと同じものを捨てても、同じ快適は手に入らない
何を捨てればいいかわからないから、三ニマリストと同じものを捨ててみる。
けれども、いまいちスッキリした感じがしない
一度は減らしたのに、また戻ってしまった…
同じ結果が得られないのは、人によって快適と感じるものの所有量が違うからです。
「捨てること」は手段の一つで目的ではない
お客様によっては動線や配置の見直しをすれば、物をあまり捨てなくても快適な暮らしを手に入れられます。
片づけは「何個捨てた」「何袋捨てた」など、捨てることが目的ではありません。
「捨てること」は快適に暮らすための手段のひとつにすぎません。
「何を捨てるか」よりも「何が必要か」が大事
これからの暮らしに「何を必要か」
自分にとって必要なものを明確にすると、不要なものも必然的に判断できるようになります。
暮らしを快適にする目的で、結果的に「捨てる(手放す)こと」は多いです。
けれども、「捨てること」が目的になると、うまく片づかなくなってしまいます。
快適な暮らしへの第一歩は「価値観の整理」から
・自分にとって快適な暮らし方や物の持ち方
・自分が優先したいことや大事なこと
快適な暮らしへの第一歩は、自分の価値観をしっかりと知ることが大切です。
まず、「とりあえず捨てること」はやめて、「自分にとって快適な暮らし」を考える事から始めましょう。
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