「保活辛いだろうな」と現役保育士が同情してしまった保育園見学者の振る舞い3つ
共働きの現役保育士です。
来年4月の一斉入園に向け、各保育園では保育園見学会が活況。
見学会参加者の皆さんの振る舞いや行動を見て、筆者は思わず「保活、大変そうだなあ」とつぶやいてしまいました。
今回は、保育士も同情した「保活の辛さがにじみ出る見学会参加者の行動」を3つ紹介します。
子ども欄が「未定」である出席者名簿
0歳児クラスでの入園を希望する場合、保育園見学会が行われる9月から11月時点ではまだ出生しておらず、出席者名簿の子ども欄が「未定」という方もいらっしゃいます。
見学会にはこの場で破水でもしたらどうしようというお腹で来てくださった方や、奥様はまさに入院中なのでご主人だけで見学会に来たという方も少なくありませんでした。
筆者の勤務園の場合、来年度も在職するであろう職員数から逆算すると4月に新入園できる0歳児は3人。
でも、在園児の家庭で弟妹が生まれており、入園を希望しているので「きょうだい枠(きょうだい加点)」で3人埋まってしまうと予想できるのです。
でも、入園児を決めるのは市区町村なので、保育園側は「入れないはずですよ」などの情報は口にできません。
大変な思いをして保育園見学に来てくださった方々には、同情することしかできていません。
1回目が長引き2回目の方は外で待ってくれていた
入園が決定すると気が大きくなるのか、発表会などで「時間より早く来園しての席取りはお止めください」と呼び掛けているにも関わらず、開場前に乱入する保護者が毎回いらっしゃいます。
1日に3回の見学会を行ったとある日、1回目で質問が相次ぎ2回目が遅延。
2回目に出席の皆さんは子どもを抱っこして大変な中、外で待機してくださっていました。
保育園見学会の最中も通常通り保育が行われているので、園舎内で待っていてくださったら混乱することが予想できました。
入園を決めるのは保育園や保育士個人ではなく市区町村なのですが、保育園側にも気遣いをしてくださっている様子を見て、感謝すると同時に「保活は大変だ」とも思いました。
きょうだいを連れて見学会参加
きょうだいで保育園に入園すべく、見学会にも2人の子どもを連れて参加して下さった方もいます。
下の赤ちゃんの方は抱っこ紐の中で寝ていましたが、2歳というお姉ちゃんは見学会など苦痛でしかない様子。
お母さんもお姉ちゃんへの対応に必死で、聞きたい話が集中して聞けなかった様子。
大変だなあと同情してしまいました。
まとめ
保育士も同情した「保活の辛さがにじみ出る見学会参加者の行動」を3つ紹介してきました。
筆者も経験がありますが、保活の辛さは体力や情報収集よりも、先が見通せないことへの不安にあると強く思います。
希望する全員が各家庭に合った保育園に入園できることを願っています。