【京都市西京区】水辺の舞台で映画 オペラの熱唱や京炎そでふれ 学生らは旨タケ丼で放置竹林問題アピール
洛西ニュータウンを貫く小畑川中央公園に設置されている石垣の「水辺の舞台」で2024年10月26日、ナイトシアターやオペラ、高校生たちによる吹奏楽演奏、ダンス、京炎そでふれなど若者たちのライブパフォーマンスが繰り広げられました。
京都市とUR都市機構西日本支社の共催で開催された「せせらぎシアター2024」は、MBSラジオ「のぶりんのあつあつふうふう」などで活躍するパーソナリティー遠藤のぶ子さんが司会を務めるステージで、京都市立洛西中学校吹奏楽部の生徒さんたちによる演奏で幕を開けました。続いてま~ぶりんぐの仲間によるママさんたちの「DolceTone」の管楽器演奏へと続きます。
さらに、洛西出身のオペラ歌手「tokiya」さんのグループによるコンサートが行われ、ニュータウン中に響き渡るような澄んだ歌声を響かせます。最後は「京炎そでふれ」普及チームによる若々しく躍動的な踊り「京都学生祭典スペシャルバージョン」が披露され、会場の人たちも一緒に歌い踊る大盛況でした。
パーゴラ広場を中心にパライソクレープやおにぎり88/O、クロワッサンのニューバードなど7台のキッチンカーと京都花糀やおやつのわ、旬菜魚くらしま洛西店、万葉の湯京都エミナース、上田とうふ、オーガニックnicoなどマルシェ10ブースが出店していました。
ニューバード(シューバード)の大型キッチンカーでは、温かくて冷たいシュークリームが大好評でした。実際、シルクのようにとろける食感でめちゃくちゃ美味しかったです。
DELICEキョウトと京都産業大学上元ゼミ(外部リンク)の学生さんたちのブースでは、「Bamboo to the Future」の一環として販売されていた「旨たけ丼」100個があっという間に完売しました。同ゼミでは、経営学部の上元亘准教授の下で、柿やタケノコを使った食品の商品化などを通じて、京都西山などでも社会問題化している放置竹林の問題をアピールして活動をしています。
上元准教授によると、「京都市内に間伐などの管理がされなくなり放置されている放置竹林は、約660ヘクタール(2021年度京都市調べ)ある竹林の内、その約6割に及ぶ」といいます。学生らは、「竹や柿、たけのこを主役とした地域活性化につながる祭典を計画中です。放置竹林問題の周知と解決につながるきっかけにしたい」と話してくださいました。
夜の部はミュージカルアニメーション「SINGネクストステージ」が上映され、特別観覧席には300人を超えるファミリーやカップルなどが来場して、川のせせらぎと幻想的な竹灯の中で映画をゆったりと鑑賞していました。
「水辺の舞台」では、今後も様々なイベントが開催される予定です。オーバーツーリズムとは無縁な西山山麓へお越しの際には立ち寄ってみられてはいかがでしょうか!
小畑川中央公園「水辺の舞台」京都市西京区大枝北福西町1丁目 福西遺跡公園前