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すぐ落ち込む子、傷つく子には原因があった!保育士が教える「繊細でも大丈夫、自信を持つための方法」とは

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。

今回はすぐに落ち込んだり傷ついたりしてしまうような繊細な子が、自分に自信が持てる方法についてお話ししていきたいと思います。

すぐに落ち込む子は弱い?

保育園や学校に子どもが通っていると、集団生活の中で多くの友達と関わる機会が増えるものです。

その中では多くの学びがある一方で、友達に悪口を言われてしまうなど、良いことばかりではないかもしれません。

「今日ね、〇〇くんにその服可愛くないって言われてすごく嫌だったの」なんて会話をした経験のある方もいるのではないでしょうか。

友達に言われたことを、いつまでも気にしてしまうような子も少なくありません。

大人からすると「そんなの大したことないよ」と言いたくなってしまうものですが、子どもたちにとっては自分自身が否定されてしまうという非常に深刻な事態です。

ところが、ある一言を知っていれば子どもたちの悩みを吹き飛ばしてあげることができるのです。

それさえ知っていれば、「いちいちそんな事で…」と呆れることもなくなりますよ。

一体どのような方法があるのでしょうか。

やってみよう!

落ち込んだり傷ついたりした子が立ち直るための方法。

それは、「〇〇くんはそう感じたんだね。でも私は〇〇だと思うよ」と伝えることです。

例えば、先ほどのように「今日ね、〇〇くんにその服可愛くないって言われてすごく嫌だったの」と話してきたとしましょう。

そんな時に「そんなの放っておけばいいんだよ」と伝えたところで、子どもたちにとっては解決になりません。

それどころか、「大人には私の悩みは伝わらないんだ」とますます深く抱え込んでしまいます。

しかし、「〇〇くんはそう感じたんだね。でも私は似合っていて可愛いと思うよ」と話してみてはどうでしょうか。

しっかりと気持ちを受け止めてもらえただけでなく、自分に寄り添って味方をしてくれたように感じることでしょう。

どうして?

なぜこのような伝え方が良いのでしょうか。

それは、子どもにとっては"一般論""個人的な意見"を区別することが非常に難しいからです。

例えば、「赤信号は渡っちゃいけないんだよ」と言われたとすれば、それは日本国民全員に共通する認識です。

人によって「僕は赤が好きだから赤で渡るんだ」とはならないでしょう。

しかし、ある服を可愛いか、そうでないかと捉えるのは個人の自由であり、それについては人の数だけ意見が出てくるでしょう。

ところが、はっきりとその区別のつかない子どもたちの場合、自身の人格が否定されたと思い込んでしまうのです。

これでは落ち込んだり悩んだりしてしまうのも当然でしょう。

そんな時に「〇〇くんはそう感じたんだね」と伝えることで、それが個人的な意見であることを伝えるだけでなく、「でも私は〇〇だと思うよ」で子どもの味方になることができるのです。

そうすることで子どもたちは安心し、「自分が間違っているわけではなかった」と立ち直るきっかけを作ることができるのです。

相手からの評価は気にしない

ある物事に対して、それをどのように感じるかは個人の自由です。

とはいえ、それについて悩むということは、他人からの評価に不満を持っているということでしょう。

しかし、どれだけ悩んだところで他人の思いは変えられません。

それどころか、悩んでしまうことでネガティブな方へとどんどん気が落ちていってしまうでしょう。

だからこそ、変えることのできない周りの評価を気にして悩むよりも、今自分にできることを考えるしかないのです。

そのためには、周りの発言を"ある個人のいち意見"として受け止める心構えが必要でしょう。

そうすることで、精神的により健康な状態で過ごすことができますし、大人として子どもにしてあげられることは、そのためのきっかけを作りだけなのです。

まとめ

今回はすぐに落ち込んだり傷ついたりしてしまうような繊細な子が自分に自信が持てる方法についてお話ししました。

子どもたちは一般論と個人的な意見を区別することが難しいため、全ての意見を真に受けてしまいやすく、悩んでしまうことが多いものです。

そこで、「〇〇くんはそう感じたんだね。でも私は〇〇だと思うよ」と伝えることで、それらを区別するだけでなく、子どもの味方になることができます。

そうすることで、「自分は間違っていなかった」と安心するとともに、立ち直るきっかけを作ることができるでしょう。

すぐに落ち込んだり傷ついたりしてしまう子には、ぜひ試してみていただけたらと思います。

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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