「狙ってるでしょ」外を歩く時気をつけないといけない意外な"落下物”とは?
オランダ在住のひかさん。歩道を歩いてると何度か危ない目にあった経験とは?
海辺の都市に住むひかさんの街では、カモメたちが思わぬ笑い話のようなトラブルを引き起こしています。この街には、平らな屋根を持つ古い三階建ての住宅がたくさんあり、その屋根には強風で屋根が飛ばされないように玉砂利が敷かれています。ところが、カモメたちはどうやらその玉砂利を「美味しそうな貝」と勘違いし、わざわざ高いところから落として割ろうとするのです。もちろん、玉砂利は割れませんし、食べられるはずもありません。
ひかさんはこの「カモメの落下物」で過去に二度も車のガラスを割られた経験があります。「一度目は『そんなことある?』と驚いたけれど、二度目は『またかよ!』と笑うしかなかった」と振り返ります。そんなわけで、最終的にはカモメによる被害もカバーできる車の保険に加入したひかさん。ところが、不思議なことにその後は一度も保険を使う機会がないそうです。いざ備えたら、トラブルが起こらないというのも世の常かもしれませんね。
それでも、愛犬には落下物が当たらなかったのが何よりの救い。「車のガラスなら直せるけれど、愛犬は大事ですからね」と、ひかさんは苦笑いしつつも胸をなでおろしています。カモメと玉砂利、そしてガラス――何が絡んでくるかわからない自然との共存には、少しの「運」とたっぷりのユーモアが必要です。