【片付け】捨てる?捨てない?モノが増えてしまう5つの理由と対策
元海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。
皆さんは「片付け」は得意ですか?わたしは30年間ずっと苦手でした。なぜなら「片付けの方法」が分からなかったからです。家庭でも学校でも教わらなかった「片付けの方法」を、大人になってから学び、初めてわたしがモノを溜めこんでしまう理由が分かりました。以前のわたしのように「片付けたいのに、テレビや雑誌のマネをしても上手くいかない」という方は、ぜひ本記事をご一読ください。
1.そもそも「モノを手放す」概念がない
「不要になったモノは手放す」、人によってはこの当たり前のこともわたしは大人になって片付けの勉強をしてから初めて知りました。お菓子の包み紙や宿題をするときに出た消しゴムのカスなどの「ゴミ」をゴミ箱に捨てるのは知っていましたが、ゴミ以外のモノを「手放す」概念がなかったため、どんどんモノを溜めこんでしまっていました。
「モノを手放す」概念がないときの対策
「使わなくなったモノは手放す」と知ることがスタートです。毎日食事をして毎日排便をするように、必要なモノは取り入れ不必要なモノは出すを繰り返しながら生活をする、そのようなイメージで暮らすと「モノを溜めこんではいけないな」と思えるようになりました。
2.「いつか使うかも」と思うと捨てられない
「いつか使うかも」「そのうち使うかも」と思うと、モノは捨てにくいですよね。必要なときに手元にないと「あのとき捨てなければ良かった」と、損したような失敗したような気持ちになるので、わたしはこの「いつか使うかも」と思うモノが一番捨てにくいモノです。
「いつか使うかも」と思って捨てられないときの対策
お片付けのプロの資格を持っていても、未だに「いつか使うかも」と思うモノは手放すのを躊躇してしまいます。そんな時は「ここに入る分だけ取って置こう」「1年以内に使わなかったら捨てよう」など、自分なりの基準を決めるようになってからモノが増え過ぎなくなりました。
3.捨て方が分からないから「後でやろう」
わたしには面倒なことを、ついつい先延ばしにしてしまうクセがあります。「先延ばし」にする程度なら良いのですが、ほとんどが忘れてしまいそのまま放置してしまうので、以前は「後で処分しよう」と思ったモノがどんどん溜まるばかりでした。
後回しにしがちなときの対策
住んでいる地域のゴミの分別表をリビングのすぐ手に取れる場所に置く。そうすると「何ゴミだっけ?」と、分からない時にすぐに調べることが出来ます。わたしのように「調べるのが面倒だな」と思ってつい後回しにする方は、なるべく手軽に調べられるようにするのがおすすめです。
4.「まだ使える」から捨てられない
「もったいない」「まだ使えるのに」と思うと、モノは捨てにくいですよね。わたしの場合は今まで両親や祖父母、学校の先生に「モノは大切にしなさい」と、言われてきたので「まだ使えるモノを捨てるのは悪いこと」というイメージが強く、「まだ使えるモノ」「壊れていないモノ」を捨てるのは、強い罪悪感があります。
「まだ使える」から捨てられないときの対策
「まだ使えるのにもったいない」という気持ちに折り合いをつけるために、必要な人や欲しい方に譲る、フリマや古本屋さんに売る、といった方法で「処分する」と罪悪感は少なめですが、相手の方に不用品を押し付ける状態にならないように気を配る必要があったり、売りに行く手間や時間がかかります。
わたしの場合はパワーや時間がある時は、知人や友人に「いる?」と聞いたり、古着屋さんや古本屋さんに不用品を持ち込んだりしますが、忙しかったり連絡を取るなどの調整まで手が回らないときは潔く捨てて、今はパワーと時間を家事や仕事など使うべきところに回せるように心がけています。
5.「趣味」のモノだから捨てられない
わたしの趣味はマンガと古着を買うことです。趣味は生活の中で「潤い」「張り」なのでなくすことは出来ないとても大切なモノ。集めたモノを眺めるだけで豊かな気持ちになったり、心が満たされたり、楽しみが増える半面、家の中の収納場所には限りがあるため、「どれくらいの量を持つのか」という問題がでてきます。
「趣味」のモノが減らせないときの対策
趣味のモノに関しては「一般的には」と書くことが出来ません。なぜなら、趣味への熱意も趣味の数も人それぞれだからです。
ただし、「床が抜けない」「同居している家族の迷惑にならない」「他の家族の趣味のモノを置くスペースも確保する」という3つは、家族と一緒に暮らすうえでとても大切なので、家族で「どれだけの量を持っていていいか」と話し合いで持つ量を決めるのが大切だとわたしは考えています。
捨てられない理由が分かれば対策が取れる
「捨てられない」には人それぞれの理由があります。しかし自分の「捨てられない」理由が分からないままの状態では、見えないハードルにぶつかっているようなもので、なぜ自分がモノを捨てるのに、こんなに抵抗があるのか分かりません。
しかし、普段わたし達がノドが乾いたら水を飲んでいるように、問題の「原因」が分かれば「対策」も考えることが出来ます。今までは「自分はモノを捨てるのが苦手だ」と思っていた方も、「原因」が分かれば「対策」が取りやすくなるので、モノの整理に行き詰ったときには「自分はどんな理由でコレを捨てられないのか」という、問いかけを一度してみてくださいね。
最後までご一読くださりありがとうございます。
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