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昨日の続き…と【こころが疲れている時にやったほうがいい3つのこと】を心理カウンセラーが解説します。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日の記事は、昨日の記事の続きです。

続いて、【こころが疲れているときにやってはいけないこと】

むっつめは、食べ過ぎること、飲み過ぎることです。
食べ過ぎると、飲み過ぎると、胃腸と、そして脳にも負担がかかります。食べ物を消化する腸は、第二の脳とも呼ばれています。聞いたことがあるとおっしゃる人も少なくないかと思います。
私たちのこころは、美味しい物を食べている時、美味しい物を飲んでいる時は、瞬間幸せを感じるのですが、それでも食べ過ぎ・飲み過ぎはよくありません。「食べ過ぎ・飲み過ぎは、間違いなく脳にダメージを与える、こころを疲れさせる」ということを、どうぞあなたは覚えておいてください。

続いて、ななつめは、嫌なことをやることです。
人間、生きていれば、気が進まなくても、やらなければならないことというものがあるものです。どうしても、それを、今すぐやらなければらないことであれば別ですが、こころが疲れているときは、なるべくそれをやらず、休むに徹しましょう。やらなければならないことは、元気になってから、疲労を回復させてから、やるようにしましょう。
それから、ここが重要なのですが、こころが疲れているときは、極力、嫌いな人には会わないようにしましょう。疲れているときに、嫌いな人に会うと、疲れが倍増しますので、このあたりは、本当に注意したいところです。

以上、「こころが疲れている時にやってはいけない7つのこと」というテーマでお話させていただきました。

続いては、じゃあ「こころが疲れているときには、何をすればいいのか?」というご質問にお答えしたいと思います。

では、早速。
【こころが疲れているときにやったほうがいい3つのこと】

ひとつめは、気がかりなことを紙に書き出すことです。
気がかりなこと、思い悩んでいることを紙に書き出すと、不思議とスッキリするものです。そして、その書いた紙を客観的に眺めていると、自分が悩んでいることは、これだけか、これで全部か、意外に大したことないな、と思えるものです。ぜひ、試してみてください。

続いて、ふたつめは、軽い運動をすることです。
こころが疲れているときに運動すると、こころの疲れが取れます。本当です。人間は、そのように出来ているのです。
そんな大した運動でなくてもいいのです。ちょっと息が切れる程度の運動、ちょっと汗ばむ程度の運動を15分ほどすればオッケーです。運動すれば、意味もなく、気持ちが前向きになり、こころの疲れが取れていることを、あなたは実感することでしょう。

続いて、みっつめは、自然に触れること、ペットと遊ぶことです。
こころが疲れているときに、自然に触れると、こころの疲れが取れます。何も、「山の中、森の中へ行け」とまでは言いません。ちょっと花の手入れをする、観葉植物を眺めるでもいいので、自然と触れ合ってください。
また、イヌやネコを飼ってらっしゃる方は、イヌやネコと遊ぶのもいいでしょう。気が済むまで自分のペースでイヌやネコと遊べば、きっとこころの疲れは、取れることと思います。

というわけで、昨日と今日で、「こころが疲れているときにやってはいけない7つのこと」と「こころが疲れているときにやったほうがいい3つのこと」いうテーマで、お話させていただきました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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