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【上田市】童謡の世界でリトリート 連休後半は山桃の里で癒され体験

もりのりこ地域移住系ライター(上田市)

武石地区の余里一里 花桃の里は、約2000本の山桃が咲き誇る絶景で有名です。今年は例年よりも早く夏日を記録しており、桃の花の見ごろにどのような影響があるのか気になるところ。

花は散りはじめでもうつくしい山里の景色 撮影日:2024年4月25日
花は散りはじめでもうつくしい山里の景色 撮影日:2024年4月25日

実際に行ってみると、見頃は過ぎていましたが、山里の景色に魅了され、二度も足を運んでしまいました。花が散りはじめたというのに、再度訪れたくなるほどの魅力をご紹介します。

・花桃の様子

ホドガイコースで出会った源平桃
ホドガイコースで出会った源平桃

散り始めた木が多く、花の密度が薄くなっている中でも、集落の上の方ではまだヴォリューム感のある花桃が残っていました。

秘密の花園のような桃園
秘密の花園のような桃園

桃園からのどかな集落を見下ろす
桃園からのどかな集落を見下ろす

矢印に導かれて高台まで登ってみると、そこは美しい桃園が広がっていました。花々越しに里を見下ろすと、白やピンクの花が咲き誇る様子が、まるで綿菓子のよう。

・山里を彩る花々

鮮やかなシバサクラ
鮮やかなシバサクラ

甘い香りのスイセンは何種も寄せ植えされていた
甘い香りのスイセンは何種も寄せ植えされていた

ヤエサクラは見頃
ヤエサクラは見頃

モクレンの花が一斉に開いていました
モクレンの花が一斉に開いていました

集落の中頃にひろがっていた菜の花畑
集落の中頃にひろがっていた菜の花畑

里には山桃だけでなく、シバサクラやスイセン、モクレン、菜の花など、春の花々が咲き誇っていました。

丹精込められた花々からは、そこに住まう人々のやさしさ豊かな暮らしが感じられます。山間の集落によく見られる閉鎖的な雰囲気は感じられず、むしろ明るく開放的な雰囲気で訪問者を温かく迎えてくれました。

・童謡の世界観 懐かしい景色

はじめてみても懐かしさを感じる田舎の風景
はじめてみても懐かしさを感じる田舎の風景

鳥の声とせせらぎの音につつまれる
鳥の声とせせらぎの音につつまれる

春の里では川のせせらぎや、ホトトギスの声が心地よく響いていました。その風景は童謡で歌われる景色と重なり、懐かしさに心が揺さぶられます。

夕暮れ時には遠くから聞こえる寺の鐘の音が、しみじみとした感情を呼び起こします。そんなひととき、自分の内側を見つめおだやかに過ごすことができました。

色とりどりの花が出迎えてくれる
色とりどりの花が出迎えてくれる

集落の中をハイキングコースとして公開されている
集落の中をハイキングコースとして公開されている

日本の田舎の景色を歩くのは好きでしたが、いつも住民の方に遠慮をしながらしかできませんでした。しかし、ここでは草花を愛でたり畑仕事をする住民の方と話したりしながら、気軽に散策できます。

画像提供:武石産業観光課
画像提供:武石産業観光課

ハイキングコースはホドガイコース、中央農道コース、トキノスコース、宮前コースの4つに分かれており、それぞれ1キロ前後の散策を楽しむことができます。

・連休後半

長い休みの終わりはのんびり過ごしたいという方が多いのではないでしょうか。連休明けに備え、疲れを癒しコンディションを整える大切な時間です。

飛行機雲がのびていく日暮前の空
飛行機雲がのびていく日暮前の空

映画やゲーム、グルメやショッピングも楽しいですが、童謡の景色のなかで心の休養と修復を図ってみてはいかがでしょう。

----いかがでしたか

花の見ごろは終わっていても山間の集落を散策するのはたのしいものです。

心のふるさとのような童謡の世界を歩けば自然と心が整うことでしょう。長い連休だからこそ自分のために時間を贅沢に使うのもアリです。

余里一里 花桃の里
住所:上田市武石余里16番地付近
TEL:0268-85-2828(武石産業観光課)
アクセス:上信越自動車道「東部湯の丸IC」から車約50分
※ナビをお使いの方は、【上田市武石余里16または 15-1】を入力してください

取材ご協力:武石産業観光課

地域移住系ライター(上田市)

東京から長野に拠点を移してあちこち巡るヒト。 豊かな自然、伝統とあたらしさ、独特の上田カルチャーに惹かれ、日々過ごしています。 ヨソから来たからこそ発見できる上田の魅力。 ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。

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