【上田市】アスレチックと癒しのご近所冒険 山城跡をたどって奇岩の山へ!
個性豊かな上田の里山。
今回は三十三観音めぐりも楽しめる奇岩の山。標高842メートルの弘法山をご紹介します。
ハイキングというよりアスレチック!
弘法山にはふたつの登山口があります。
本文では塩田城跡から山頂を目指し前山寺へ下る周回コースを紹介しますが、歩きなれない方にとっては危険な場所もあります。
自信がない方には弘法山登山口(塔の原登山口)からの往復をおすすめします。
【塩田城跡からの周回コース】
距離:約2.2キロメートル
高低差:約290メートル
時間:約1時間40分
前山寺-15分-神社-45分-弘法山-40分(弘法山登山口を経由)-前山寺
塩田城跡の史跡をたどって
さらに進んでシカ避けの柵を抜けると小さな鳥居が見えます。ここからは少し傾斜が増していくので神社で手を合わせて一息入れるのもいいでしょう。
神社から10分ほどで曲輪跡の古い石垣に到着します。ここを居城とした塩田北条氏の時代からのものでしょうか古井戸の跡もあります。
急登!そしてはじまるアスレチック
古井戸を過ぎると急登が始まります。
登山道を隠すように積もった落ち葉が滑るので足元に気を付けてください。急斜面を稜線まで登れば塩田平の景色が一瞬の癒しをもたらしてくれます。
稜線から先は岩稜歩き。ロープの張られた細尾根を通り、分岐点に到達します。ここからはアスレチックなゾーンが始まります。
【ブッダのウィンク】
まず現れるのは、ほぼ垂直の岩壁。雨の後などは滑るので十分に注意してください。
のぼった先にはゲート状のトンネルが待っています。四つ這いになってこれをくぐり抜けると次の巨岩が目の前に立ちはだかります。
【弘法の眼】
巨石の階段状のチムニーを上がるとぽっかり開いた丸い穴が….!
背中の荷物がひっかからないよう慎重に潜り抜けます。ふたつ目の穴は更にひとまわり小さいので体の大きい男性はご注意を。
塩田平が一望できる物見台と山頂
あずま屋がみえたら山頂はもうすぐです。
山頂から一段下がったあたりは眺望の良い物見台のようになっていました。
田園を渡ってきた風が心地よく休憩するのにちょうどよい場所ですが、スペースが限られているので週末など混雑時はあずま屋などで休憩するのが良さそうです。
ここからは、太郎山や虚空蔵山が良く見えます。
三十三観音をめぐって前山寺へ
観音様を探しながら、弘法山登山口(塔の原登山口)を経由して前山寺へ下ります。
地元の塩田平まちづくり協議会の佐藤さんは「三十三観音をめぐるのも楽しいですよ。ぜひ、挑戦してみてください」と教えてくれました。
ーーいかがでしたか?
時間にして2時間弱。気軽に行ける弘法山は、アドベンチュラスな山歩きと石仏、史跡を巡り、そして山頂からの景色に癒されます。
お手軽ではありませんが、ぜひご近所の冒険を楽しんでください。
ーーアクセス情報として塩田城跡を紹介します
塩田城跡
住所:長野県上田市前山541
TEL:0268-23-5408(上田市観光課)
・電車でのアクセス
上田交通別所線「下之郷駅」から上田バス 信州上田レイライン線「前山」下車
・車でのアクセス
上田菅平I.C.から上田バイパス・県道65号線経由30分
※駐車場スペースは限られているので公共交通機関の利用をお勧めします。
取材協力:塩田まちづくり協議会 佐藤様